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香りだけじゃない!メディカルアロマの魅力
アロマテラピーという言葉は、
フランス人化学者のルネ=モーリス・ガットフォセ氏が作った造語で
実験で火傷を負った際にラベンダー精油を使用したら治癒が早まったことから始まりました。
その後、オーストリア出身の生化学者マルグリット・モーリー氏がアロマテラピーを学び、イギリスに紹介しました。
治癒が早まったこととあるように、
フランスでは、医療や治療
で状況や症状により、時に高濃度で皮膚塗布や経口摂取、坐薬、吸入などの方法での使用に対し
イギリスでは、美容やリラクゼーション
を中心に精油を植物油に低濃度で希釈しリラクゼーションを目的としたトリートメントで使用されました。
このようにアロマテラピーはフランス式とイギリス式の大きく2つに分かれます。
そして日本へ先に入ってきたのがイギリス式のため、日本ではアロマ=リラックスのようなイメージがついていると思います。
TAWAN BLUEでは、精油をフランス式アロマテラピーに近い方法での使用を目指しております。
フランス式とはどういうものか??
アロマオイルトリートメントでは、植物オイルに精油を混ぜて皮膚に直接塗布します。
精油の持つ成分は鼻から脳、肺はもちろんのこと、皮膚から血管の中へ入り血液を通して全身へ運ばれます。
全身を巡るということは、体に何かしらの影響をもたらしてくれそうですよね??
キーワードは酵素やホルモンです。
酵素は、体の中で起こる化学反応を助ける「体内の反応を速く効率よく進めるサポーター」でタンパク質の一種です。
酵素がなければ体内の反応はとてもゆっくりで生命を維持することができません。
食べ物の消化でのアミラーゼなどですね。
ホルモンは、「体内の情報伝達物質」です。脳、甲状腺、副腎、膵臓など内分泌腺から血液中に分泌されて細胞や臓器に「命令」を伝える役目をします。
【ホルモンとの関係】
精油はホルモンの分泌や自律神経に間接的に影響を与えると考えられています。
例:クラリセージ精油→植物性エストロゲン様作用があり女性ホルモンの調整に役立つと言われています。
【酵素との関係】
精油の使い方によって酵素の働きに影響を与える可能性があります。
精油成分は体内に入ると肝臓の酵素によって分解・代謝されます。酵素の働きを促進したり抑制したりする精油成分もあります。
まとめると、
精油の香りや成分は、脳や神経に作用(ホルモン調整)し肝臓で酵素が分解(安全に体外へ)されるんですね。
TAWAN BLUEは、この働きを生かした精油の使い方を目指しています。
例えば、ラベンダーアングスティフォリアの場合
・ラベンダー精油は副交感神経を優位にし、自律神経を整える作用が期待できます。(生物学的視点)
・ラベンダー精油に含まれるリナロールという成分がCYP2D6 で代謝され、代謝産物がGABA受容体に働きかける。
GABA受容体は中枢神経系の抑制神経伝達に関わる受容体で「ブレーキのような働き」をします。
つまりリナロールや代謝産物がこの受容体に作用すると、神経活動が抑制されてリラックス、鎮静、抗不安作用が現れます。
ラベンダーがリラックスです。という言葉の裏にはこれらの内容があるんですね。
この意味を理解してお客様に活用したいんです!!
予防未病、健康寿命を高めるために自分にできることを深める。
男性もアロマを健康維持に役立ててほしい!
単なるアロマはリラックスです。で済ませたくない理由です^ ^