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2026-03-10 09:54:00

体のエネルギーと精油 〜ミトコンドリアという視点〜

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「ほぐしてもらっても、すぐ戻るんです。」

サロンでお話を聞いていると、そんな声をいただくことがあります。

もちろん筋肉の緊張はあります。

でも、それだけでは説明できないことも多いと感じています。

そこで最近よく考えているのが体のエネルギーを作る仕組みです。

 

体のエネルギーを作るミトコンドリア

私たちの細胞の中には、ミトコンドリアという小さな器官があります。

ここでは

・酸素

・栄養

を使ってATP(体のエネルギー)が作られています。

筋肉が動くこと

体温を保つこと

体が回復すること

これらはすべてこのエネルギーが必要です。

つまり体の回復力には、ミトコンドリアの働きが深く関係しています。

 

ストレスと炎症が続くと何が起こるか

ストレスや炎症が続くと

・交感神経優位

・血管収縮

・呼吸が浅くなる

といった状態が起こりやすくなります。

すると

・酸素

・栄養

が細胞に届きにくくなり、ミトコンドリアの働きが低下しやすくなります。

その結果

・疲れが抜けにくい

・回復しにくい

・体が固まりやすい

という状態が起こることがあります。

 

ミトコンドリアが落ちると体が固くなる理由

エネルギーが不足すると、体ではいくつかの変化が起こります。

例えば

①筋肉の弛緩にエネルギーが必要

筋肉は

・収縮

・弛緩

どちらにもATPを使います。

つまりエネルギーが不足すると

筋肉がうまくゆるめなくなります。

そのため

・ほぐしても戻る

・筋肉が固まりやすい

といった状態が起こることがあります。

 

②血流が低下する

交感神経が優位になると、血管収縮が起こります。

その結果

・酸素供給低下

・代謝低下

が起こり、ミトコンドリアの働きもさらに低下しやすくなります。

 

精油は「香り」だけではない

アロマというと「香りでリラックス」

というイメージが強いかもしれません。

もちろんそれも大切です。

ただ精油は芳香分子(香りの分子)の集まりでもあります。

例えば

・モノテルペン

・アルコール類

・エステル類

など様々な分子が含まれています。

これらの分子は

・呼吸

・皮膚

などを通して体に届くことがあります。

そのため近年は精油成分と細胞機能についての研究も行われています。

 

精油成分とミトコンドリア研究

いくつかの芳香分子について

・ミトコンドリア

・酸化ストレス

・エネルギー代謝

との関係が研究されています。

例えば

リナロール

ラベンダーなどに含まれる成分。

神経系への作用や酸化ストレスとの関係が研究されています。

 

1,8シネオール

ユーカリなどに含まれる成分。

炎症反応や細胞機能との関係が研究されています。

 

カルバクロール

オレガノなどに含まれる成分。

細胞レベルではミトコンドリア機能との関係が研究されています。

 

このように、精油成分と細胞のエネルギー代謝についての研究は少しずつ増えています。

 

施術者としての安全な考え方

ただしここで大切なのは

研究=そのまま人への効果ではない

ということです。

多くの研究は

・細胞実験

・動物研究

です。

つまり特定の条件の中で起こった反応を見ています。

そのため、研究結果をそのまま施術の効果として断言することはできません。

 

精油を使うときに大切なこと

施術では、効かせることよりも

・体の状態

・回復の余力

・代謝できるか

を見ることが大切だと考えています。

精油成分は脂溶性の分子であり、体内では主に肝臓の酵素(CYP)で代謝されます。

そのため

・睡眠不足

・慢性疲労

・炎症状態

などがあると処理能力が落ちている可能性もあります。

 

サロンで大切にしていること

僕のサロンでは

・体の可動性を高めるボディケア

・精油成分の理解

この両方を見ながら、体が回復しやすい土台を整えること

を大切にしています。

精油は魔法ではありません。

でも体の状態を見ながら使うと回復をサポートする一つの方法

になることもあると感じています。

 

これからも

精油とボディケアを通して

必要としてくださる方の心身ケアのサポートを続けます^ ^

 

2026-03-05 08:52:00

ストレスと身体の回復について

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先日ご来店されたご新規のお客様。

ボディケア&ストレッチのコースでした。

お仕事とジムトレーニングを両立されている方。

日常ではなかなか気づきにくいのですが、

お身体の状態を見ると 緊張が続いている状態のように感じました。

少し気になり、お仕事内容を聞いてみたところ

「あ!そうです!」と驚かれていました。

 

最近、改めて感じるのは、

ストレスは身体の回復にも影響することがある。

ということ。

忙しさや緊張が続くと、身体が休まりにくい状態になることがあります。

そうすると

・身体がこわばりやすい

・呼吸が浅くなる

・疲れが抜けにくい

と感じる方も少なくありません。

 

もちろん

痛みや不調がある場合は病院や治療院での相談が大切です。

炎症や症状そのものをサロンで治すことはできません。

 

そのうえで、僕のサロンでは

身体が回復しやすい状態を整えること

を大切にしています。

可動性を高める手法を組み合わせ、

身体が動きやすい状態を目指します。

身体が動きやすくなることで

日常生活も快適に感じやすくなる方もいらっしゃいます。

 

また、精油(アロマ)も活用します。

香りというと

「リラックスのため」というイメージが強いかもしれません。

もちろん香りによる気分転換やリラックスの時間も大切ですが、

僕はそれだけでなく、

植物の香り成分と体の働きの関係にも着目しています。

精油は植物が作り出す芳香成分の集まりで、

その香りは嗅覚を通して脳に伝わります。

 

嗅覚は感情や自律神経と関わる脳の領域と近いことから、

香りが心身の状態に影響を与える可能性についても

さまざまな研究が行われています。

そのため施術では香りの心地よさだけでなく、

お客様の状態や過ごし方も考えながら精油を選ぶようにしています。

 

僕のサロンでは

ボディケアで身体の動きを整えること

そして精油の香りを取り入れること

 

この両方から

身体が回復できる土台を整えること

を大切にしています。

 

治療を行う場所ではありませんが、日々忙しく過ごされている方が

少し身体をゆるめ、呼吸が深くなるような時間を過ごしていただけたら嬉しいです。

2026-03-02 13:48:00

安全に使うアロマテラピー

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「効かせる」よりも「安全な範囲」で設計する

慢性的に鼻水が出て、喉に流れて痛くなることがあるお客様。

首肩こりも強め、眠りも万全ではないとのことでした。

鼻水が気になるということだったので

今回は呼吸器サポートを目的に、

1,8シネオールを含むユーカリ・ラディアタを使用しました。

ユーカリといえば比較的認知度の高い精油かと思います。

いわゆる呼吸器系で使われる精油ですね。

主に

・分泌物の流れを助ける

・鼻の通りを整える

という役割がありますが、

濃度が高すぎると粘膜刺激や乾燥を招く可能性がある成分でもあります。

すでに喉がヒリついている状態では、多ければ良いとはなりません。

そのため、精油を決める際には

 喉の乾燥具合を確認した上でどのくらい使用するかを決めました。

 

ケトンも「少量」

粘液溶解や筋緊張緩和を目的にケトンを含むラベンダー・スピカを使用。

ペパーミントなどにも含まれるケトンですが

・睡眠が万全ではない

・慢性症状が続いている

という背景がある場合、代謝や神経系への負担も考慮する必要があります。

今回はやや睡眠も浅いとのことだったので、使用量はごく少量に調整しました。

 

僕が気をつけていること

アロマを安全に使うために心がけているのは、

・成分の特徴を理解すること

・「今の体が処理できるか」を考えること

・目的に対して“最大量”ではなく適正量を選ぶこと

精油は自然のものですが、体に入れば外因性物質です。

排出する必要があります。

だからこそ、効かせる設計よりも、処理できる設計を心がけています。

 

施術後は「すごく軽くなった」とおっしゃっていただき安心しました。

 

強さではなく、バランス。

それが、僕が大切にしている安全なアロマの使い方です。

2026-02-26 10:24:00

「いい香り」だけではない、精油を使ったボディケア

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初めてご利用のお客様とお話していると聞かれることがあります

「アロマって香りだけじゃないんですか?」

アロマ=リラックス

アロマ=良い香り

 

こんなイメージを持っている方が多いと思います。

これも事実で間違いではありません。

実は精油って香りだけじゃないんです🌿

 

香りの正体は「植物の成分」

精油は、植物が自分を守るために作っている自然の成分をぎゅっと濃縮したものです。

私たちはそれを良い香りとして感じていますが、その成分は呼吸や皮膚を通して体に届きます。

そして体の中で自然に処理され、最後は外へと出ていきます。

つまり精油は、ただ空間に広がって終わるものではなく、体とちゃんと関わるものなんです。

 

だからこそ、体の状態を見ながら使う

同じ「疲れ」でも、

・ぐっすり眠れていない疲れ

・頭がずっと緊張している疲れ

・体がこわばっている疲れ

それぞれ状態は違います。

TAWAN BLUEでは、その日の

✔ 呼吸の深さ

✔ 体の緊張具合

✔ 疲れの抜けにくさ

を見ながら精油を選びます。

効かせるためではなく、体が自然にゆるむために。

 

香り+ボディケアだからこそ

ただ揉むだけでもなく、ただ香るだけでもなく、

香りとボディケアの両方から体を整えていきます。

すると、

「なんだか呼吸が楽になった」

「頭の中が静かになった」

そんな感覚を体験される方も多いです。

 

はじめての方へ

アロマは特別なものではありません。

でも、体に合わせて選ばれた精油と深部をほぐすボディケアが重なると、

ただのリラックス以上の整う感覚が生まれます。

アロマは香りだけ。

そう思っていた方こそ、一度体験してみていただきたいです。

自分の体を大切にする時間を、ぜひ味わってみてください🌿

 

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2026-02-19 10:12:00

精油は万能ではない。だからこそ見るべきこと

何を入れるかより、今入れていい状態かを見る

昨夜、突然お客様から連絡がありました。

「電話で少し話せますか?」

お怪我をされて、
治癒のために精油をどのように使えるのか、というご相談でした。

精油を扱う中で、僕が大切にしていることがあります。

それは、

何を入れるかの前に、
今その状態は入れていい状態かを見ること。

 

傷が開いているということ

今回の状態は、
擦り傷で組織液が出ている状態。

つまり、皮膚が開いている。

この段階は、

「何を使うか」ではなく
「今は入れるタイミングかどうか」を考える。

傷が開いているときは、
入れるよりも守る。

まずは清潔を保ち、
自然な治癒を邪魔しないことを優先しました。

 

精油は万能ではない

精油は素晴らしいツールです。

でも、万能薬ではありません。

時に刺激が強くなり、
治癒を遅らせてしまうこともある。

吸収や刺激が負担になることもあります。

だからこそ、

なんでもかんでも使えばいいわけではない。

状態を見る。
段階を見る。
今その体が受け取れるかを見る。

これがとても大切だと感じています。

 

成分だけでなく、体を見る

精油を学べば学ぶほど、

「この成分は抗炎症」
「この精油は再生を助ける」

という知識は増えていきます。

でも本当に大切なのは、

今、その体の中で何が起きているか。

炎症は悪者ではなく、治ろうとする反応。

消すことよりも、
整えていくこと。

精油を扱うには、
体の理解も欠かせないと改めて感じました。

 

嬉しかったこと貫くこと

お怪我はないに越したことはありません。

でも嬉しかったのは、
お客様が自己判断せずに、僕に確認してくださったこと。

普段の話を覚えてくれていたのかなと思うと、
これからも伝え続けようと思えました。

信頼は、こういう小さなやり取りの中で
積み重なっていくんだなと感じました。

 

これからも僕を必要としてくださる方のために

できることを貫いていきます。

 

ちなみに、今回はハーブウォーターが役立ちました。

 

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