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アロマコンパスに参加しました
今日午前中にアロマコミュニティである「アロマコンパス」に参加しました!
このコミュニティはアロマ協会にとらわれず、アロマに関して危険な使い方や間違った使い方をしている方へ、精油を安心安全に使えるように発信をしようとしているコミュニティです。
協会はいろいろありますが、精油においては同じ揮発性の芳香化合物には変わりありませんからね😊アロマを身近に使うためにも正しく使えるようにサポートができればと思います。
今日は、今後の方向性やスケジュールのほかにそれぞれの現状などをシェアしました。
僕は日頃一人でサロン運営をしているので、こういう場があると自分にはない考え方や新しい見方が生まれてとても参考になっています😊
同じアロマという共通のものがあると会話も弾みますね♪
精油の光毒性
アロマを学んだ方なら、「光毒性」という言葉を聞いたことがあると思います。ベルガモットやレモンなどの精油を皮膚に使う際、紫外線への注意が必要だと学びますよね。
では、実際にはどのようなことに注意して使えばよいのでしょうか。
使わない方がよい?
薄めればよい?
使った日は、外に出てはいけない?
注意事項だけを覚えていると、使うこと自体が不安になるかもしれません。一方で、あまり気にせず使っている方もいるかもしれません。
今回は、光毒性の仕組みや身近な事例を確認しながら、精油を安全に使うために何を考える必要があるのか、整理してみたいと思います。
植物と虫の関係にも関わる光毒性
植物が持つ成分のなかには、虫などに食べられることへの防御に関わるものがあります。その一つが、フロクマリン類です。虫が植物を食べてこうした成分を取り込み、紫外線を浴びると、成分が光のエネルギーを吸収して反応しやすくなります。これによりDNAなどが傷つき、細胞の働きに影響することがあります。
光が関わる化学反応によって、体内で損傷が生じるということですね。
植物の成分と太陽の光が組み合わさることで、虫への防御に関わる。その仕組みを知ると、植物の持つ力には驚かされますね!
ヒトの皮膚では何が起こる?
では、ヒトの場合の光毒性では、何が起こるのでしょうか。
シミができるだけですか?
それだけなら、シミを気にしない方は気にせず使うかもしれませんね。
でも、実際はそれほど単純ではないんですよね。
フロクマリン類による光毒性では、皮膚に付いた成分と、その後に浴びる紫外線、特にUVAが関わります。光のエネルギーを吸収した成分が、皮膚の細胞のDNAや細胞膜などに損傷を与え、皮膚の炎症につながります。症状には赤みや水ぶくれがあり、その後に色素沈着が残ることもあります。植物由来の物質への接触と光によって生じるこのような皮膚炎は、「植物性光線皮膚炎」と呼ばれます。
光毒性への注意は、シミを気にするかどうかだけの話ではないんです。
精油を使わなくても、日常生活で起こり得る
実は光毒性は、アロマテラピーだけの話ではないのはご存知ですか?例えば、ライムに触れたあとに日光を浴び、皮膚症状が生じた症例が報告されています。飲み物や料理の準備で扱う果汁も、皮膚に付いたまま紫外線を浴びるなど、条件が重なれば原因になり得ます。セロリにもフロクマリン類が含まれており、収穫作業などで汁が皮膚に付着したあとに日光を浴びる場面では、注意が必要です。
こんなふうに、精油を使っていなくても、植物由来の成分が皮膚に付き、その後に紫外線を浴びる場面はあります。
「天然のものだから、皮膚に付いても大丈夫」
とは限らないんですね。
光毒性がある精油は、使ってはいけない?
同じ名前の植物から得られる精油でも、抽出方法や成分の除去処理によって、光毒性の扱いが異なる場合があります。例えば、圧搾したライム精油と蒸留したライム精油、通常のベルガモット精油と光毒性に関わる成分を除去したFCF(フロクマリンフリー)のベルガモット精油は、区別して確認します。
また、光毒性を避けるための使用上限濃度が示されているデータもあるので、その濃度を守り、使用方法や紫外線に当たる条件を確認することで、リスクを抑えながら使うことができます。
⚠️ブレンド全体の精油濃度だけではなく「光毒性がある精油が、最終的な製品に何%含まれているか」が大切です。
光毒性がある精油を複数組み合わせる場合にも、それぞれを単独で使うときの上限まで入れてよいとは限りませんよね。また、使用する基材や、洗い流すかどうかなどの使用条件も関わります。シャンプーなど洗い流す製品と、保湿用のオイルなど肌に残す製品では、使用条件が異なるんですね。
「光毒性があるから使わない」と決める前に、どの精油を、どのような濃度と方法で使うのかを確認することで使用の幅が広がります。
マンダリンなら、無条件に安心?
一般的に果皮圧搾のマンダリン精油は、光毒性を示さない精油として扱われていますが、このマンダリン精油にも安全最大濃度は存在します。
「光毒性を示さない」ということは、「どんな濃度でも、どんな使い方でも安全」という意味ではないんですね。
怖がるだけで終わらず、安全に使うために学ぶ
精油には注意事項や禁忌があります。学べば学ぶほど混乱し、何をどう使えばよいのか、怖くなるときもあると思います。
ただ、そう感じることは、安全な使い方を考えるきっかけにもなると思っています。
✅なぜ注意が必要なのか。
✅どのような条件でリスクが生じるのか。
✅どのような使い方なら、そのリスクを抑えられるのか。
そこまで理解することで、使う場面に合わせて、根拠を持って精油を選べるようになります。
まずは知る。
そして、怖がるだけで終わらずに、安全に使うために学ぶ。
その積み重ねが、精油の使い方の選択肢を広げてくれるのではないでしょうか。
TAWAN BLUEでは、こうした「なぜ?」を一緒に考えながら、精油への理解を深めていきたいと思っています。
精油を知るほど、もっと知りたくなる
精油を学んでいると、もっと知りたいと思うんですよね。
例えば最近、ベルガモット精油が、血管の内側にある細胞のカルシウムイオンの動きに影響を与えたという研究を読みました。この研究は細胞を使った実験なので、ボディケアで同じことが起こると確認されたわけではありませんが、
植物から得られた精油が、細胞の中の仕組みにまで関わる可能性があるって、すごいですよね!?
普段、香りを感じながらお客様の身体に使っている精油。
その成分は、身体の中でどのように働くのか?
「この精油には、こんな作用がある」ということを知ると、その先の「なぜ?」「どうやって?」が気になってくるんですよね。僕は理系ではないので、論文を読んでも、すぐには理解できないことがたくさんあります。
だから、一つひとつ調べる。
すると、またわからないことが出てくる。
そしてそれがつながってくると面白いんですよね!
この興味の先にはいつも
お客様へのボディケアの質を高めたい気持ち
があります。
目の前のお客様に、なぜこの精油を選ぶのか。
どんなことが期待できて、どこまでは言えないのか。
安全に使うためには、何を知っておく必要があるのか。
そうしたことを自分なりに理解して、お客様にとって、そのときに必要な1本を選べるようになりたい。
精油の可能性への興味と
お客様の身体に使うものをきちんと知っておきたいという気持ち。
これらが、僕がアロマを深めている理由なんだと思います。
「ライム精油と運動後の筋肉痛」 論文を読んで自分なりに考えてみた
不定期ですが読んだ論文に対して僕が思ったことを書いてみようと思います。
※あくまで僕個人の感想です。
さて、早速ですが今回はこちら。
ライムエッセンシャルオイルを使用したマッサージ療法が、アスリートにおける筋肉痛の遅発発症回復に与える効果
(タイトルをクリックすると原文へ進みます。)
簡単に内容をご紹介すると、
男性ボクシング選手30人を対象に、運動後のライム精油を用いたマッサージが筋肉の痛みにどのような影響を与えるかを調べた研究です。
選手を「運動のみ」「通常のローションでマッサージ」「ライム精油を用いてマッサージ」の3群に分け、4週間のトレーニング期間を通して、介入前後の痛みの強さや血中乳酸値を比較しました。
結果として、ライム精油を使用した群では、通常のローションでマッサージを行った群よりも筋肉の痛みが軽減したと報告されたということです。
この文献を読んで、
ライム精油は筋肉疲労の回復に使えるんだ!
と、そのまま取り入れることは難しいなと感じました。
なぜそう思ったかというと、
まず、文献の中で今回使用されたライム精油の抽出方法や成分分析、使用濃度、希釈した基材が明確に書かれていないんですよね。
抽出方法は柑橘系の場合、主に圧搾法と言って皮を絞って抽出したものと精油の抽出で多い水蒸気蒸留法で抽出されたものがあります。
水蒸気蒸留されたライム精油は一般的に光毒性がないとされますが、圧搾されたライム精油ではフロクマリン類による光毒性への配慮が必要になります。
抽出方法や濃度が分からないと、皮膚への使用後に紫外線を浴びる場面も含め、安全性を判断しにくいなというのが率直に感じたことです。
次に、本文ではライム精油にはリナロールや酢酸リナリルを含み、エステル類が多いことを、リラクゼーションや筋肉痛の緩和の説明につなげています。
これらの成分がライム精油に全く含まれないとは言い切れませんが、僕がこれまで学んできた中では、ライム精油の特徴として積極的に挙げる主要な芳香成分ではありません。
これがベルガモット精油の説明なら納得なのですが・・・。
リラックスとの関わりについても、ライムの主要成分であるd-リモネンに着目した説明ならまだ理解しやすかったと思います。
とはいえ、d-リモネンだとしたらライムにこだわる必要もなく、それだけで今回の痛みの軽減を説明できるものではないし・・・。
ともう少し知りたいなと思うことがありましたが、
精油を実際に使用し、その違いを検証する研究をされていることはとても興味深いです。これからも様々な検証によって新たな発見や確固たるものが見つかることを願っています。
僕としては、判断ができ、お客様に安全に精油を使用できるように日々学ばねばですね!

