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ラベンダー精油
現在TAWAN BLUEでは、
◼︎ラベンダー・アングスティフォリア
◼︎ラベンダー・スピカ
◼︎ラベンダー・スーパー
の3品種の精油を取り扱っています。
ラベンダー・アングスティフォリア
一般的に、リラクゼーションやルームフレグランス
などで使用されている甘いお花の香りの
ラベンダーはアングスティフォリアです。
含まれている成分も
鎮静作用と鎮痛作用のあるエステル類や
鎮静作用と抗菌作用のあるモノテルペンアルコール類の
リナロールを主成分とするので、
精神的、肉体的なリラックス効果が期待でき、
ストレス、不眠、神経過敏症などにも活用できます。
ラベンダー・スーパー
ラベンダー・アングルティフォリアと
ラベンダー・スピカの交配品種です。
エステル類やもノテルペンアルコール類
リナロールなど、アングスティフォリアに
近いのが特徴です。
ラベンダー・スピカ
アングスティフォリアやスーパーに多く
含まれているエステル類の含有量はほとんどなく、
アングスティフォリアには含まれない
ケトン類や酸化物類の1,8シネオールを多く含みます。
肉体的、精神的リラックス効果よりも、
創傷治癒、火傷、副鼻腔炎、気管支炎、
などの疾患に使われることが多いです。
アロマテラピー誕生のきっかけはフランスの化学者が実験で
火傷を負った際にラベンダー精油を使用したところ治癒が
早かったことから始まっています。
火傷の傷跡を治すことで考えるなら、
瘢痕形成作用を持つラベンダー・スピカ、
火傷の痛みを抑える目的なら
ラベンダー・アングスティフォリアが有効です。
また、TAWAN BLUEでの使用一例としては
慢性的な肩こり腰痛にはアングスティフォリア
スポーツ直後の筋肉痛や筋肉へのケアにはスピカ
というように使い分けています。
同じラベンダーでも、
成分が違い当然作用も異なるということです。
交感神経のバランスを整えたい、
リラックスしたい方にラベンダーを
使う場合はスピカではないということがわかりますね。
こんな感じで、
お客様に使用する精油も考えてご提案しています。
でも不思議と
お客様も無意識に自分が必要としている精油を
手に取られることも多いです♪
暑い日にはこの精油を!
梅雨が明けて暑くなり外に一歩出るだけでモワッとした空気が漂っています。
エアコンで冷えすぎる場合もあるので、そういう場合にお勧めなメニューもありますが、
冷たさを感じたい!
そんな時にお勧めな精油のご紹介です♪
ペパーミントです!
なんとなく、想像がつくかもしれませんね^ ^
ペパーミントに含まれる芳香成分の「ℓ-メントール」
は皮膚に塗布すると知覚神経の冷たい温度(
約8〜28℃)を感知するセンサー
を持つ受容体(TRPM8)に作用します。
すると、まるで皮膚が冷たいものに触れたかのような
「冷感」が脳に伝えられることで、
涼しく、冷えた、熱が引いたように感じる
わけです🌿
ただ、塗布、スプレー、芳香などでは
深部体温には大きな影響はありません。
が、涼しく感じることで暑さによる不快感や
ストレスが軽減され、
自律神経が安定し発汗が抑えられたり
することや、皮膚表面の血管収縮が起きるので
一時的に放熱が抑制されることもあります。
細かくいうと、ℓ-メントールは
濃度が低い場合は血管収縮効果、
濃度を高くすると血管拡張作用
につながります。
このように濃度で真逆になるからこそ
きちんとした濃度計算が大切なんですね。
また、ペパーミントはケトン類も含んでいるため、
禁忌事項や注意事項もあります。
✅スポーツや屋外での冷却スプレーに
✅筋肉疲労回復に
✅胃がムカムカするときに
暑さ対策だけにとどまらず、
幅広く活用できる精油です🌿
健康な心と体を引き出すサポート
アロマテラピーの定義
法律で定められているわけではありませんが、
僕の勉強している協会では、
「植物性ゆや植物油、ハーブウォーターを用いた、
健康管理法および療法」
と謳っています。
フランス発祥の芳香療法
アロマテラピーという言葉はフランス人化学者が作った
造語です。フランスでアロマテラピーを医療として
使用されるようになり、
その後美容やリラクゼーションを中心に
使用する方法をイギリスに紹介し
イギリスでもアロマテラピーが根付きました。
フランス:医療や治療を目的
イギリス:美容やリラクゼーションを目的
TAWANBLUEではフランスで発展した
アロマテラピーをベースにしつつ、
リラクゼーションを目的とした使い方
も取り入れています。
香りが身体に与える影響
精油の身体への影響は
「①嗅いだ時」と「②芳香分子が身体に入った時」
に分けることができます。
①嗅いだ時
鼻から取り込まれた芳香分子は嗅覚から
脳の大脳辺縁系に直接伝わり
自律神経系や内分泌系、免疫系に影響を与えます。
②皮膚塗布によって身体に入った時
精油を塗布すると(植物油で希釈)芳香分子は
皮膚から吸収されて血管に入り身体を巡り作用します。
芳香分子は脳の食欲や性欲、記憶など本能的な活動を
担っている場所(大脳辺縁系)や生命中枢とも言われる
自律神経の中枢(視床下部)や、
ホルモン分泌を調整する場所(下垂体)へ
寄り道せずに届きます。
寄り道??
脳には感情・本能を司る「大脳辺縁系」と
理性的な思考を司る「大脳新皮質」
がありますが、
五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)の中で唯一、
嗅覚だけが感情・本能に関わる大脳辺縁系に直接伝達
されます。
香りが脳から人の心に作用する仕組みも活用し、
メンタル面の不調に役立ちます。
統合医療として
日本では、西洋医学を補完する代替療法として
メディカルアロマの導入が進んでいます。
認知症や終末期ケアなど統合医療として
疾病予防や健康増進での活用が広まりつつあります。
TAWANBLUEでも、
肉体的、精神的な疲労に精油を活用し、
皆様の健康的な心と体を引き出すサポートをし、
いつまでも健康で過ごせるような心身を取り戻す、
または維持できるようなサロンを目指しています♪
内臓脂肪と皮下脂肪にアロマ♪
お腹周りが痩せたい・・・
最近太ったから痩せたい・・・
TAWAN BLUEのお客様にもこのような体型の変化によるお悩みを持つ方が男性も女性もいらっしゃいます。
脂肪溶解という働きをもつ精油の話題になると
脂肪がなくなるまで塗りたくってください!
どうなっても大丈夫なのでガンガン塗ってください!
というお客様もいるほど(笑)
理想は、運動・食事・睡眠など生活スタイルも意識をするとより効果的ではありますが、今回は精油についてお話しします。
ちなみにファンクショナルカッピング®︎もダイエットに期待ができます。
さて、太り方の体型について、りんご型や洋梨型と聞いたことはありませんか?
りんご型は、内臓脂肪型肥満で男性に多く
洋梨型は、皮下脂肪型肥満で女性に多いといわれいます。
内臓脂肪型肥満(りんご型)はお腹周りに脂肪がつきやすくこのタイプの脂肪細胞は炎症を起こしやすく過剰になると炎症性物質(細かい内容は省略します)を分泌します。
この物質は慢性炎を引き起こし、動脈硬化や糖尿病、高血圧などの生活習慣病のリスクを高めてしまいます。
皮下脂肪型肥満(洋梨型)は下半身(お尻や太もも)に脂肪が付きやすく、内臓脂肪に比べて炎症性物質の分泌は少ないですが、代謝が低く燃焼しにくいのが特徴です。
また冷えやむくみによって代謝がさらに滞ることもあります。
このように、肥満のタイプによって体内で起こっている生理反応が異なるので、使用するアロマも目的に応じて選ぶ必要があるんです。
内臓脂肪型肥満には、炎症を抑える抗炎症系の精油。
皮下脂肪型肥満には、脂肪燃焼や血行促進、食欲抑制の精油。
抗炎症作用のある精油が脂肪細胞そのものを分解・縮小するわけではありませんが、
炎症を抑えることで、抗炎症性物質(善玉アディポカイン)の分泌を促しやすくなり脂質代謝やインスリン感受性が改善し、結果として代謝が整い、太りにくい体質へ向かう下地作りが可能です。
これに合わせて日々の食事を少し気をつけてみたり、運動を取り入れることでお体も変化するのではないでしょうか?^ ^
TAWAN BLUEではこのように痩せやすい体作りのサポートをしています。
骨折後のケアにアロマを活用♪
骨折をされ数ヶ月ぶりにご来店となったお客様。
確認をするとそろそろ今までの生活ができるようにしていきたいとのことでボデイメンテナンスにいらっしゃいました。
ボディケア&ストレッチコースなので、精油は芳香での使用になりますが、どうサポートができるかなと考え選んだのは、
フランキンセンスです!あと今回はラベンダー・アングスティフォリアも使用しました。
精油が骨の形成促進に直接的に作用するというよりは間接的にサポートする可能性があると報告されている精油はいくつかあります。
その1つがフランキンセンスということですね♪
骨の形成促進に良いとされる精油はフランキンセンスの他にも、クラリセージやローズマリー、ラベンダーなどがありますが今回はフランキンセンスについてご紹介します。
【α-ピネン】
強い抗炎症作用、抗酸化作用があり、骨芽細胞を酸化ストレスから保護する働きがあります。
一部の研究では、α-ピネンが破骨細胞(骨吸収細胞)を抑制する可能性があると示唆されています。
【リモネン】
抗酸化作用、抗炎症作用、骨密度の維持に寄与する可能性(柑橘類精油にも含まれる)
骨折部位での炎症抑制を助け、骨芽細胞の活性環境を保ちます。
【ボスウェリア酸】
強力な抗炎症作用、破骨細胞の分化・活性を抑制、関節炎モデルにおいて骨の保護が示されています。
フランキンセンスを骨折ケアに使用する場合、
・骨折初期:炎症制御と鎮痛、ストレス軽減を目的に
・骨折後期:組織再生と骨芽細胞活性維持のサポート
が挙げられます。
先ほどあげた成分の1つ【ボスウェリア酸】について。
この成分は水に溶けにくく、揮発性がほぼありません。そのため、水蒸気と一緒に揮発する性質がないので一般的に精油の蒸留に多い水蒸気蒸留法では精油中にボスウェリア酸は含まれません。
超臨界CO2抽出法という技法だとボスウェリア酸が含まれた精油ができるようです。
が、
TAWAN BLUEで使用している精油ブランドの1つ、「ヤングリビング社」。
こちらで新しい技法を用いてボスウェリア酸を含むフランキンセンス精油を作ることができるようになり販売されているんです♪
それが写真の青いボトルです。
先月、入手したばかりだったのですが、骨折にボスウェリア酸が使えるということでバッチリと使うことができました♪
精油成分に関しても、研究により割合や成分自体が変わることもあるので、常に情報のアップデートが必要です。
お客様のお身体に使うものなので、間違うことがないよう日々アップデートしていきます^ ^