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40代男性の身体の変化とアロマの関係
前回、40歳を超えると心身にどのような変化があるか、一例を挙げました。
では心身の変化に精油がどのように活用できるのでしょうか?
テストステロン(男性ホルモン)の減少
男の源とも言える男性ホルモン。
直接的に男性ホルモンの分泌を増やすわけではありませんが、間接的にサポートする精油はあります。
テストステロンを下げる要因に対する対策も重要!
ストレスや睡眠不足、内臓脂肪や肥満などはテストステロンを下げる要因にもなります。
ストレス耐性の低下
ラベンダー・アングスティフォリアやベルガモットなど
自律神経を整え、ストレスを軽減を促す精油を活用するのも有効です!
※ベルガモットは光毒性があります。
睡眠の質低下
マジョラム、クラリセージなど睡眠ホルモンの「メラトニン」の分泌をサポートする精油を活用します。
基礎代謝の低下、内臓脂肪増加
レモングラス、ペパーミント、グレープフルーツなど
代謝促進、脂肪溶解、血行促進、抗炎症作用のある精油を活用します。
筋肉量の減少と肩こり腰痛
ウィンターグリーン、バジル、ローズマリー・カンファーなど
筋力低下や回復力の低下による不調の改善に筋肉の緊張を緩めたり
炎症を抑える精油を活用します。
集中力、記憶力の低下
レモン、ローズマリー・シネオール、ペパーミントなど
脳の活性化、集中力アップ、神経の保護に働く成分を持つ精油を活用します。
これらを芳香浴や植物油に希釈して肌へ塗布などをすることで
鼻から脳へ
鼻から肺へ
皮膚から全身へ
と精油の成分が全身を巡り働きかけます。
香り+成分で心と体にアプローチ
香りは脳に直接作用し、感情・自律神経・ホルモンに働きかけます。
副作用が少なく、継続もしやすい自然療法として知られています。
40代の心身の変化は自然なこと。
そこに気付き、日常的なケアの中に精油を取り入れることで、
今より少し快適に
今より少し自分らしく
過ごせるような変化が期待できます。
そういえば、朝まで眠れるようになった
そういえば、階段を上っても疲れにくくなった
そういえば・・・
日常に取り入れることで少しずつあなたの心身に変化が現れることでしょう♪
40代男性の身体の変化
男性が40歳を過ぎると身体にどんな変化が起こるのでしょうか?
◼︎テストステロン減少
加齢により男性ホルモン「テストステロン」の分泌が徐々に低下します。
テストステロンは筋肉量、骨密度、性欲、やる気、精神の安定などに関わる
ホルモンであり、減少すると気力の低下や体力の衰えを感じやすくなります。
◼︎ストレス耐性の低下
40代は仕事や家庭での責任が増え、慢性的なストレスにさらされやすい時期です。
また、ストレスホルモン(コルチゾール)に対する反応が鈍くなり
回復力が低下します。
◼︎睡眠の質の低下
加齢に伴い、深い眠りが減少し睡眠が浅くなります。
またメラトニン(睡眠ホルモン)の分泌も減るので寝つきが悪くなったり
夜中に目が覚めやすくなります。
◼︎基礎代謝の低下、内臓脂肪増加
筋肉量の減少やホルモンの変化によりエネルギー消費が落ちて太りやすくなります。
特に内臓周りに脂肪がつきやすくなります。内臓脂肪は生活習慣病とも深く関係します。
◼︎筋肉量の減少と肩こり腰痛
筋肉が落ちると姿勢を支える力が弱まり、
肩こりや腰痛が起きやすくなります。
◼︎集中力、記憶力の低下
テストステロンの低下や慢性疲労、睡眠不足の影響で脳の働きが鈍くなります。
このように40代は身体の変化が目に見えて現れ始める時期です。
適切な運動、睡眠、食事に加え趣味などでうまくストレスケアを取り入れることで変化にも上手く適応し、より健やかな毎日を過ごすことができます。
TAWANBLUEでは、ケアの1つとしてメディカルアロマを活用しています。
アロマは女性だけではなく、男性もメンタルやボディケアに使える優れものなんです!
もっと知ってほしい、使って欲しい、体感して欲しい。
そんな思いでお客様をサポートしています。
次回、これらの体の変化とアロマについてご案内します♪
睡眠とアロマ
お客様にお身体の状態を伺うと、
「睡眠」
についておっしゃる方が多いです。
・寝つきが悪い
・途中で何度も眼が覚める
・睡眠時間は取れているけど日中眠い
など様々です。
「セロトニン」「メラトニン」
聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?
これらは眠りと深く関わる物質です。
細かくいうと、
セロトニンは主に神経伝達物質で
ホルモン様作用を持ち
感情の安定や覚醒、幸福感に関与します。
メラトニンはホルモンで睡眠の誘導、
体内時計の調整をする「夜のホルモン」
です。
つまりセロトニンは日中、メラトニンは夜間
と関わっています。
私たちは、生まれつきの時計が備わっていて
毎日規則正しいリズムで生活しています。
もともとヒトは24時間を超える周期を持って
いますが、このズレを目から入る光や社会の
リズムによって無意識にリセットし
24時間の生活を送っています。
実は、日中に分泌される
セロトニンが眠りを整える
メラトニンの「材料」
となるんです。
ということは、夜にぐっすりと眠るために
必要なメラトニンを分泌させるには、
その材料となるセロトニンが
十分でないといけません。
夜眠る前のことに注目しがちですが、
日中の過ごし方もとっても大切
なんです。
セロトニンは光で活性化するので、
・朝に光を浴びる(15分〜20分程度)
・ウォーキング
・セロトニンの原料トリプトファンを含む、豆類、バナナ、ナッツ、などを摂る
・精油の活用
などが良質な睡眠につながります。
精油でいうと、
・脳をリラックスさせたり、自律神経の調整や
睡眠の質を向上させる神経伝達物質
GAVA受容体を活性させる精油
・更年期など加齢に伴うセロトニン低下に
ホルモン様作用を持つ精油
・α波の増加でセロトニン神経活性の
間接的支援をする精油
・甲状腺刺激ホルモンや副腎皮質刺激
ホルモンに対して間接的に分泌を促す
働きをサポートする精油
などで良質な睡眠へとサポートします。
睡眠は体や脳を休める大切な時間です。
最近眠りが浅いなと感じた場合、
できることから始めてみてはいかがでしょうか?
精油を使ったサポートはTAWAN BLUEにお任せください。
呼吸器系とアロマ
精油を選ぶ時に、成分の説明の時に
呼吸器系にも良いですよ
という場合があります。もちろん、これだけではなくて風邪予防などわかりやすい言葉でも表現するように心がけています。
代表的な精油は、ユーカリですがスースーしたような香りが
1,8シネオール
という成分です。
1,8シネオールの含有量が多ければ、吸入することで気管支の繊毛を活性化させ、炎症を抑え、ウィルスなどの抑制効果が報告されています。
繊毛とは??
気管支の内側には繊毛という毛のような構造があります。
この繊毛が一定方向にリズミカルに動くことで粘液(痰)や異物(ホコリ、細菌など)を喉の方へ運び出す機能を持っています。
繊毛が活性化すると?
繊毛の働きが良くなることで、呼吸器内のうぶつや病原体をより早く排出できます。
その結果、感染予防、炎症の軽減、痰の排出促進につながります。
逆に、繊毛の動きが弱まる、つまりウイルス感染、喫煙、大気汚染などで繊毛の動きが鈍くなりると痰や異物が溜まりやすく気道感染のリスクが高まります。
1,8シネオールは、(少し難しくなりますが)
・繊毛運動の促進→粘液の物理的排出を助ける
・粘液の分泌バランスと性状を調整(粘液溶解作用)
・抗炎症作用→過剰な粘液産生や線毛障害を抑制
・抗菌、抗ウィルス作用による間接的サポート
などがあります。
呼吸器系に良い理由の1つとして、気管支にある線毛の働きを促進することで異物を運びだす働きがあるんです♪
TAWAN BLUEでもご来店されたお客様がご旅行へ行かれていた場合や最中、コンサートに行かれた際などに1,8シネオールを含む精油をご提案しています。
適当ではなく、意味を持ってご提案をしているんですよ^ ^
そのご提案をより的確にできるよう日々勉強ですね。
ラベンダー精油
現在TAWAN BLUEでは、
◼︎ラベンダー・アングスティフォリア
◼︎ラベンダー・スピカ
◼︎ラベンダー・スーパー
の3品種の精油を取り扱っています。
ラベンダー・アングスティフォリア
一般的に、リラクゼーションやルームフレグランス
などで使用されている甘いお花の香りの
ラベンダーはアングスティフォリアです。
含まれている成分も
鎮静作用と鎮痛作用のあるエステル類や
鎮静作用と抗菌作用のあるモノテルペンアルコール類の
リナロールを主成分とするので、
精神的、肉体的なリラックス効果が期待でき、
ストレス、不眠、神経過敏症などにも活用できます。
ラベンダー・スーパー
ラベンダー・アングルティフォリアと
ラベンダー・スピカの交配品種です。
エステル類やもノテルペンアルコール類
リナロールなど、アングスティフォリアに
近いのが特徴です。
ラベンダー・スピカ
アングスティフォリアやスーパーに多く
含まれているエステル類の含有量はほとんどなく、
アングスティフォリアには含まれない
ケトン類や酸化物類の1,8シネオールを多く含みます。
肉体的、精神的リラックス効果よりも、
創傷治癒、火傷、副鼻腔炎、気管支炎、
などの疾患に使われることが多いです。
アロマテラピー誕生のきっかけはフランスの化学者が実験で
火傷を負った際にラベンダー精油を使用したところ治癒が
早かったことから始まっています。
火傷の傷跡を治すことで考えるなら、
瘢痕形成作用を持つラベンダー・スピカ、
火傷の痛みを抑える目的なら
ラベンダー・アングスティフォリアが有効です。
また、TAWAN BLUEでの使用一例としては
慢性的な肩こり腰痛にはアングスティフォリア
スポーツ直後の筋肉痛や筋肉へのケアにはスピカ
というように使い分けています。
同じラベンダーでも、
成分が違い当然作用も異なるということです。
交感神経のバランスを整えたい、
リラックスしたい方にラベンダーを
使う場合はスピカではないということがわかりますね。
こんな感じで、
お客様に使用する精油も考えてご提案しています。
でも不思議と
お客様も無意識に自分が必要としている精油を
手に取られることも多いです♪