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2025-11-04 14:18:00

分子の集まり

精油(エッセンシャルオイル)は1つの成分だけでできているわけではありません。

小さなボトルの中に、

何十種類〜何百種類もの小さな分子が集まっています

 

分子は目に見えないくらい小さな

「物質の粒」です。

 

水ならH2O、酸素のならO2というように、

どんなものも分子の集まりでできています。

僕たち人間だって分子でできています

タンパク質や脂肪もみんな分子で、

その分子が集まって「細胞」を作り、

「細胞」が集まって「臓器」や「体」

になっています。

 

精油も分子の集まり

人間の体も分子の集まり

 

同じ分子同士だから反応できるんです。

 

精油の分子が皮膚を通ったり、血液に乗ったりして

僕たちの体の分子と「化学反応」したり、

「受け取り合ったり」することで

体や心に変化を起こすんです。

 

精油の中の分子は、それぞれ形(立体構造)と

性質が違います。

体の中では、これらの分子が体の分子

(タンパク質や酵素)と反応して働きを起こします。

 

 【脳で起こる反応】

香りの分子が鼻から脳に届くと、

嗅細胞の受容体にピタッとはまります。

「鍵と鍵穴」のような関係です。

香り分子が鍵で受容体が鍵穴です。

🔑香り分子が受容体に合うと、電気信号が発生し脳へ伝わります。

▶️この流れが、「香りを感じる」化学反応の一種です。

 

【皮膚や血液で起こる反応】

精油の分子が体の中に入ると、

肝臓などで「酵素」によって分解されます。

これも化学反応の1つです。

体は、精油の分子を化学反応で使って、分解をします。

 

【細胞レベルでの反応】

一部の分子は、細胞の膜にある「受容体」にくっついて反応を起こします。

ペパーミントに含まれるケトン類カンファーという成分は、筋肉や神経の興奮を抑え、リラックスさえます。

(細かい内容はまた次回)

 

 

この化学反応を活用しているのがメディカルアロマです。

お客様とのブレンドを決めるときは、

体調や気分を伺い、その状態にあった成分を導き出します。

いくつかご提案をしながら実際に香りを確認し、決めます。

 

アロマ=リラックス

 

ではないんです^ ^

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