ブログ
分子の集まり
精油(エッセンシャルオイル)は1つの成分だけでできているわけではありません。
小さなボトルの中に、
何十種類〜何百種類もの小さな分子が集まっています。
分子は目に見えないくらい小さな
「物質の粒」です。
水ならH2O、酸素のならO2というように、
どんなものも分子の集まりでできています。
僕たち人間だって分子でできています。
タンパク質や脂肪もみんな分子で、
その分子が集まって「細胞」を作り、
「細胞」が集まって「臓器」や「体」
になっています。
精油も分子の集まり
人間の体も分子の集まり
同じ分子同士だから反応できるんです。
精油の分子が皮膚を通ったり、血液に乗ったりして
僕たちの体の分子と「化学反応」したり、
「受け取り合ったり」することで
体や心に変化を起こすんです。
精油の中の分子は、それぞれ形(立体構造)と
性質が違います。
体の中では、これらの分子が体の分子
(タンパク質や酵素)と反応して働きを起こします。
【脳で起こる反応】
香りの分子が鼻から脳に届くと、
嗅細胞の受容体にピタッとはまります。
「鍵と鍵穴」のような関係です。
香り分子が鍵で受容体が鍵穴です。
🔑香り分子が受容体に合うと、電気信号が発生し脳へ伝わります。
▶️この流れが、「香りを感じる」化学反応の一種です。
【皮膚や血液で起こる反応】
精油の分子が体の中に入ると、
肝臓などで「酵素」によって分解されます。
これも化学反応の1つです。
体は、精油の分子を化学反応で使って、分解をします。
【細胞レベルでの反応】
一部の分子は、細胞の膜にある「受容体」にくっついて反応を起こします。
ペパーミントに含まれるケトン類カンファーという成分は、筋肉や神経の興奮を抑え、リラックスさえます。
(細かい内容はまた次回)
この化学反応を活用しているのがメディカルアロマです。
お客様とのブレンドを決めるときは、
体調や気分を伺い、その状態にあった成分を導き出します。
いくつかご提案をしながら実際に香りを確認し、決めます。
アロマ=リラックス
ではないんです^ ^
