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皮膚から吸収される「におい」経皮吸収って?
TAWAN BLUEがアロマオイルトリートメントで使用している精油の芳香成分は、揮発性そして脂溶性です。
分子量は100〜300と比較的小さい分子です。
皮膚の表面から浸透することのできる分子量はおよそ800以下でそれ以上大きい分子は皮膚の表面に塗ってもあまり浸透してくれません。
つまり100〜300の分子量である精油の芳香成分は、塗布すると皮膚の表皮から表皮の下の真皮にある毛細血管に溶け込んでいきます。
そしてこの毛細血管は体中の血管と繋がっているので、体の色々な場所に芳香成分が到達します。
一般的に分子量が小さい成分ほど早く皮膚に浸透し、分子量が大きくなると遅くなります。
ちなみに、水溶性の成分は肌表面の角質を潤すだけで皮膚の深いところへは入っていかないんですね。
精油の成分は、ナノと呼ばれるほど小さくはありませんが、脂溶性なので毛細血管から入りこむことができるんです♪
先ほどお伝えしたように、精油の成分は分子量の大きさによって異なった速度で吸収されます。
ということは、時間差で体内で働かせることができるということになります。
これを活用したものが、精油を使用したアロマオイルトリートメントなんですね。
例えば、ブラックスプルースやヴァレリアンという精油には、酢酸ボルニルという成分が含まれます。
共通した成分ですが、ブラックスプルースはトップノート、ヴァレリアンはベースノートです。
つまり吸収される速度が異なるんですね。
酢酸ボルニルは、睡眠促進効果、肌質改善効果、緊張緩和、鎮静、鎮座、消炎、鎮痛などの働きがあります。
この働きをどのタイミングで吸収させたいのか。
それを考えながらブレンドオイルを決めることができる。ということです^ ^
私もまだまだですが、このブレンド方法にようやくたどり着きました。
今までは香りでしか使わないと思っていた分子量。トリートメントでも重要ということを理解できました^ ^
お客様へ活用し、より体感いただけるように日々勉強です!