ブログ
同じサロン、同じメニューでも違う
先日2日続けてご利用くださったリピーター様。
1日目は、「日頃の疲れを取りたい」
ということでした。
選んだ精油は、
・ミルラ
・マジョラム
・パチュリ
・ホーウッド
・ラヴィンツァラ
イメージしたのは、
心身の緊張を和らげ、
身体がしっかり休める状態をつくる
こと。
マジョラムやホーウッドには、
心身が緊張しているときに穏やかに寄り添ってくれる
芳香成分が多く含まれています。
🌿アロマセラピストとしての視点
疲労具合や睡眠状態、最近の生活リズムなどを踏まえて
モノテルペンアルコール類を軸に考えました。
モノテルペンアルコール類は、
OH基(ヒドロキシ基)という官能基を持っているので
モノテルペン炭化水素類のようにフェーズⅠで酸化反応を受けて
OH基を付加する必要がなく、
抱合反応(フェーズⅡ)へ進みやすいという特徴があります。
日頃の疲労が蓄積していらしたので、
代謝能力も考慮する必要があると考えました。
そのため今回は、リラックスを目的とするだけではなく、
その日の身体の状態や体内での代謝も意識しながら、
芳香成分類の組み合わせを考えました。
そして、2日目のご来店では、
「帰ってから夜に仕事があるので、仕事に向けて身体を整えたい」
とのご希望でした。
今回は、昨日とは違い
・ユーカリ・レモン
・ヘリクリサム
・クローブ
・バルサムモミ
・フランキンセンス
をブレンド。
前日のようにゆっくり休息することを目的とするのではなく、
翌日から仕事で身体を動かしやすい状態を目指したブレンドにしました。
🌿アロマセラピストとしての視点
翌日からお仕事で身体を使う予定だったので
仕事で動きやすい身体の状態を目指し、
芳香成分類の組み合わせを考えました。
・モノテルペンアルデヒド類
・フェノール類
・ケトン類
・モノテルペン炭化水素類
をバランスよく組み合わせました。
一つの芳香成分だけに着目するのではなく、
それぞれの特徴を活かしながら、
翌日の身体の使い方やその日の体調、
そして仕事に向けて心身を準備したいという意図を考慮して設計しました。
ケア内容も、2日目は1日目よりも可動性を高めるよう動きを入れたり
強弱、スピードを変えて行いました。
両日とも、同じサロンで同じメニューなのに
状態や目的によって精油内容もケアもがらっと変わる。
今回ケアをしながら改めて感じたのは、
ただ精油を選んで同じケアをするんじゃなくて
その方がどんな状態で過ごしたいか
を考えて、精油やボディケアの方法を決める
ということ。
日頃から意識していることであり
アロマオイルトリートメントの魅力でもある
と感じました☺️
アロマゆんたくcafe 食事会に参加しました
先日、協会の垣根をなくしてアロマを
もっとたくさんの方に知ってもらおう
というコンセプトである
アロマゆんたくcafeの食事会に参加しました。
今回は7名が集まりました☺️
うち数名は先月の山梨農場研修メンバーでした。
山梨研修がつい最近のように思えて懐かしかったです。
みんなアロマが共通なので、
アロマのあれこれや日頃のお仕事の話など
色々なお話ができました。
僕の場合は、
秋にNARD JAPANという協会の認定校を開校するので、
先輩の先生たちに相談することができました。
みんな個々に熱い思いがあり、
僕も自分が思うアロマを貫いていこうと思いました🌿
ボディケアセラピストとしてが原点なので
お客様がもっと楽になれるような使い方を目指します!
素敵なご縁に感謝です。
そんなみなさんとの一枚📷
※SNSなど投稿可能な方々です☺️
東邦大学でのセミナーに参加して
昨日6月13日は、東邦大学名誉教授・薬学博士であり
僕が所属しているNARD JAPAN会長でもある
小池先生のセミナーに参加するため、
千葉にある東邦大学へ伺いました。
今回のセミナーのテーマは、
「薬用植物園とカモマイル・ジャーマンの水蒸気蒸留」
でした。
研究室や資料室の見学もさせていただき、
日頃、精油の成分分析などで耳にする器具を見ることができました。
「クロマトグラフィーって、こういうものなんだ」
「こうして成分を分析しているんだ」
と、
普段は成分分析表やテキストの中で見ている世界が
少し現実のものとして感じられました。
研究では、他の物質が混ざるだけでも結果が変わってしまいます。
実際に、昨日も器具の洗浄が不十分だったため
水と精油成分を受けるために使われたキシレンが
綺麗に分離せず、一例として見せていただきました。
ひとつひとつの工程を丁寧にそして緻密に行う必要性を実感しました。
資料室では、たくさんの生薬や、動物性のものまで見せていただきました。
実物を手に取ったり、香ってみる機会は滅多にないので
見ていてワクワクしました。
何よりも、
今回のテーマでもあったカモマイル・ジャーマンの水蒸気蒸留。
カモマイル・ジャーマン精油といえば、
アロマを勉強したことがある方なら
青色を思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。
その青色に関係している成分が、カマズレンです。
でも、
カモマイル・ジャーマンの花そのものは
青色ではありませんよね?
花の中にそのまま青色の成分として多く含まれている
というより、蒸留の過程で前駆体が変化して生じる成分
とされています。
だから、
花そのものは青く見えないけど
水蒸気蒸留によって得られる精油では、
特徴的な青色が見られるということなんです。
また、蒸留では水(蒸留水)を沸騰させるのですが、
精油成分の中には、単独では沸点が高いものもあります。
沸点が200℃を超える物質が100℃の水蒸気蒸留で抽出できるって不思議ですよね。
なぜ青くなるのか?
なぜ水蒸気蒸留で取り出せるのか?
どんな化学や物理の法則が関係しているのか?
作用を覚えるだけではなく、
こうした背景を理解することで、もっと適切に精油を扱えるのだと感じました。
↑左側の画像にある青い液体がカマズレンです。
私たちは、それぞれ個性があるように、体調も人それぞれ。
「良さそうだから使う」
「この状態にはこの精油」
というように
決して同じ使い方が全ての人に合うわけではない
と思うんです。
・体に入ってから排出されるまでの過程
・どういう状況だと排出がスムーズにいかないのか。
それを知った上で使うことが大切だと感じています。
今回、カモマイル・ジャーマンの水蒸気蒸留では、
カマズレンの青色を実際に目にしました。
花だけを見ていると、青色は見えませんが
蒸留され、成分が集まることで青色として見えてくる。
何もないように見えても、そこには確かに存在している
見えないから、ないわけではない。
少ないから、存在しないわけでもない。
香りは目に見えません。
でも、精油に含まれる芳香成分は、確かにそこにあります。
そして使い方によっては、芳香成分の一部が私たちの体内へ入る可能性があります。
だからこそ、
「このくらいなら何も考えなくていい」
ではないのだと思います。
少量でも、確かに存在している。
そう思うと、
精油は本当に魅力的なものであると同時に丁寧に扱うべきもの
だと感じますよね。
今回のセミナーは、いつもとは違う、
研究側から植物や精油を見る貴重な時間でした。
この学びを、これからの精油の選び方や施術の中で、
TAWAN BLUEに来てくださるお客様へ
少しずつ還元していきたいと思います。
必要としてくださる方のために
ご予約をいただいているお客様がご来店当日に
メッセージをくださりました。
・最近の体調
・どういう状態にしたい
・どんなアロマブレンドが良いか
などご自身の体調やご希望についてを教えてくださったんです。
もちろん、当日お会いしてからも伺います☺️
今の自分の状態を変えたい
そのためにTAWANBLUEを選んでくださる。
ボディケアはもちろんのこと
精油を香りだけではなく、体の働きにも活用していることを
知った上で選んでいただけていることが
本当に嬉しいです。
正直なところ
僕が行っているアロマテラピーは
説明するにも少し難しく、
僕自身、学び始めは理解するに苦労した分野です。
できる限り細かく噛み砕いて説明することを
心がけていますが、ピンとこないことも多いと
思います。
精油の成分や体の仕組みを勉強したり、
なぜその香りを選ぶのかを考えたり。
でも、
その想いを理解してくださる方がいて、
必要としてくださる方がいる。
だからこそ、これからも学び続けながら、
このスタイルを大切に続けていこうと思います。
一人ひとりの今の状態に寄り添いながら、
その方に合った時間を提供できるサロンでありたいです🌿
📷バンコクでの1枚
なぜ精油は高いのか?農場研修で実感したこと
先週は農場研修で山梨へ行ってきました。
実は、普段から精油は使っていますが、
正直なところ植物そのものに対しては、
そこまで深い興味を持っていたわけではありません🤫
そんな僕でしたが、今回の農場研修や、
沖縄への帰りに立ち寄った「東京都薬用植物園」
で実際の植物を見たり資料を読んだりして、
「来て良かったな」と心から感じました。
────────────
皆さんはご存知でしょうか?
バラ100kgを蒸留したとき、採れる精油の量を。
実は、わずか1〜2mlほどです。
ハーブウォーターは250ℓとれます。
100kgのバラからですよ?
ちなみに、
カモマイルジャーマンは50kgから15〜20mlほど
ローズマリーは36kgから180mlほど
精油が採れるそうです。
(蒸留機や時間などこだわりによっても変わるそうです)
花1輪で考えるととても軽いので想像しづらいですが、
この数字を知ると精油が高価な理由、
特にローズ精油が高価な理由にも納得ですね。
────────────
また精油だけでなく、
ハーブウォーターについても学びました。
印象的だったのは、
まだハーブウォーターが採れる状態でも、
より良質なものを得るために
途中で蒸留を終える
ということです。また、
1回の蒸留には6〜8時間ほどかけるそうです。
蒸気を強く送ればもっと早く採ることもできますが、
その分品質に影響するため、
あえて弱い蒸気でゆっくり丁寧に蒸留しているとのことでした。
時間も手間もかかりますが、良質なものを届けるためのこだわりです。
精油やハーブウォーターは
単に植物から採れるものではなく、
生産者の技術や考え方によっても品質が変わる
ことを改めて実感しました。
TAWAN BLUEで使用している
精油やハーブウォーターも、
そのような考え方で作られたものです☺️
────────────
薬用植物園では、
有毒植物にもさまざまな活用方法がある
ことを知りました。
もちろん自己判断で使うものではありませんが、
「量や使い方によって薬にも毒にもなる」
という考え方を改めて実感しました。
そして、
植物の揮発性芳香成分を凝縮した精油も同じです。
だからこそ、
精油はたくさん使えば良いというものではなく、
その方の状態や目的に合わせて適切に使うことが大切
になります。
────────────
筋肉の疲労や凝りも、単純に姿勢だけが原因
とは限りません。
睡眠不足、ストレス、仕事の疲労、
人間関係による緊張など、
さまざまな要因が重なっていることがあります。
そのような背景を考えながら、
TAWAN BLUEでは何ができるのか。
日々の施術でも考えています。
痛みや症状がある場合は病院や治療院へ。
そして、疲れを溜め込みすぎないための予防や
リフレッシュの選択肢として、
ボディケアサロンを活用していただくのも
一つの方法だと思います。
痛くなってからでは、それもまたストレスですからね。
今回の研修では、
植物そのものや生産者の考え方に触れることで、
普段何気なく使っている精油やハーブウォーターの
見方も少し変わりました。
そしてますますボディケアにも活用できると感じています。
これからも学びを深めながら、お客様に還元していけたらと思います🌿





