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柔軟性と可動性について
「カラダがかたい」
そう聞くとどんなイメージでしょうか?
・開脚しても開かない
・手が後ろに回らない
・前屈で手がつま先に届かない
などなど。
柔軟をイメージされる方が多いと思います。
人体において、硬い、柔らかいとは柔軟性だけではないんです。
身体が硬い時、考えられるのは
柔軟性と可動性です。
『柔軟性』
筋、軟部組織の許す範囲の伸張能力。
これは想像しやすく、筋肉と腱が伸びる能力のことですね。
そして
『可動性』
関節可動域内にて自ら活動的に動ける範囲の能力。
身体の部位を思いのままにコントロールし動かせる能力のことを言います。
✅柔軟性は筋肉が伸びる範囲
✅可動性は関節が動く範囲
四十肩は肩関節の周りに炎症が起こりスムーズに動かなくなる症状のことです。
デスクワークなど長時間座ることや足を組むこと加齢などで股関節の可動域は狭くなります。
これらの場合には『柔軟性』だけではなく『可動性』も大切になってきます。
スポーツをされている方は柔軟性を高めるだけではなく、可動性も高めてコントロールする力がパフォーマンスUPに重要なカギとなります🔑
柔軟性が高い方の多くは可動性も高いですが、可動性が低く、柔軟性が高い場合、自分の思う以上に伸びてしまうオーバーストレッチ状態になります。
怪我に繋がると想像できますよね。
TAWANBLUEで行うストレッチは、
『柔軟性』だけではなく『可動性』を高めるストレッチも行います🤸
※お身体の状態によりご相談の上行います。
不調がないと気分も良いですよね😊
ケガや病気になると気付く健康のありがたさ。
そうなる前に、できる時に、いつまでも元気な身体作りしてみませんか?😊
五十肩のケアに。
TAWAN BLUEではボディケア&ストレッチコースもご利用いただいております。
ご希望によりストレッチなしで行うことも可能ですが、90分以上のお客様はストレッチをご希望の方が大半です。
首肩こりのお客様や五十肩で肩が挙げにくい方(発症から半年ほど経過している場合に行なっています)には肩周りのストレッチを行います。
五十肩を治す治療ではなく、炎症が治まった後の回復期に当たる状態の場合に理学療法で使用されているPNFストレッチを用いて行います。
少しずつ可動域が広がるので驚かれる場合があります^ ^
もちろん強度もお身体の状態に合わせて行いますので、ご安心ください♪
その時のお身体の状態を確認した時に柔軟に対応はしていますが、ストレッチをご希望でもまずはほぐした方が良い場合、ストレッチをご希望されていなくてもした方が良いなと思えばご提案しています。
同じ姿勢などで固まっている筋肉が伸ばされるので姿勢がピン!としたことをご実感いただいています^ ^
私の判断になりますが、必要なものを判断し、その日最適な方法で行い、楽になっていただければなと思っています。
マッサージに行った時に、
ガチガチですね
と言われることが多い方はボディケアもオススメです♪
その衰え、実は神経かもしれない・・・
先日、久しぶりにジョギングをしようとしら5分で終了しました(^_^;)
筋力トレーニングは定期的にしていますが、沖縄で車移動も多くなったこともあり有酸素が減ったのでやらないとなと感じています。
このように、加齢や運動不足などで、筋力が低下した、衰えたと感じたことがある方もいるのではないでしょうか?
実は、
神経も衰える
ってご存知でしたか??
筋肉を動かすには「脳からの伝達」が必要です。
神経が衰えると筋肉への伝達が遅くなったり、筋肉を十分に使うことができなくなり
「眠った筋肉」が増えてしまいます。
十分に筋肉が使えないと、血行不良や代謝も悪くなり、太る原因にもなります。
この神経と筋肉の伝達がスムーズに通るようにするストレッチが
PNFストレッチ
と呼ばれるストレッチです。
Proprioceptive(固有受容性感覚器)
Neuromuscular(神経筋)
Facilitation(促通)
という頭文字をとった略語です。
1940年代、アメリカの神経生理学者だった医師が構築し1950年代に理学療法士が手技として確立させました。
当初は、リハビリの徒手テクニックとして、脳や脊髄など神経に関わる病気やケガによって動きに制限が出てきた体を回復させるために活用されていました。
現在では、医療現場だけでなく、各種スポーツ選手のパフォーマンスの向上、肩こり、腰痛の予防や改善、ダイエットなど幅広く支持されるようになってきています。
最大の特徴は、
人の手から体へ感覚を通して神経にアプローチすることで「動きやすさ」を出していき、柔軟性や関節の動き(可動域)を向上させるというものです。
言葉を見ているとなんだか難しそうですが・・・
TAWAN BLUEのストレッチは、タイ古式マッサージのようなストレッチの他にこのPNFテクニックを使用し、関節可動域を向上させ、日々の生活が楽になるような健康な体作りのお手伝いをしています^ ^
〜その4〜 ストレッチの効果
ストレッチの効果について3回にわたってご案内してきました。
本日は最後4回目となります。
その1、可動域改善と筋緊張の低下
その2、血液循環の改善
その3、筋痛の緩和
その4、「障害予防・競技的パフォーマンスの改善」
ストレッチは筋紡錘が関与する伸張反射の閾値(反応を起こすための最小限の刺激・物理量や限界値)を高めるとともに種々の動作に強調して作用する主動筋、拮抗筋、共同筋および固定筋のスムーズな反応を促し、筋断裂などを防止します。
ラットを使った実験でも、筋肉を持続的に伸張すると神経伝達が増大し、次に生じる刺激に対して応答しやすくなるとしており、神経伝達速度は血流に依存するとあります。
この事を考え合わせると、ストレッチが神経伝達機能を向上させ、バランス機能や反応時間の向上、パフォーマンスの改善に作用すると考えられます。
つまり!!
ストレッチによって、筋肉の伸び縮みをキャッチし、神経伝達を行うまでが早くスムーズに行えるようになるので、
筋肉の断裂など怪我を予防できるというわけですね。
体が柔らかい方が怪我をしにくいということはみなさんなんとなくわかってはいると思いますが、
こうしてなぜストレッチをしたら怪我予防に繋がるのか、体に良いのかなどがわかると必要性も感じていただけるのではないでしょうか?
TAWAN BLUEでは、ストレッチを入れたコースもご用意しております^ ^
〜その3〜 ストレッチの効果
その1「可動域改善と筋緊張の低下」
その2「血液循環の改善」
とお話してきました、今回は3回目です。
その3、「筋痛の緩和」
血液の循環改善は発痛物質や疼痛増強物質の生成を抑制し、筋痛を緩和します。
また、ストレッチによる1b抑制作用は、筋痛による脊髄運動ニューロンの興奮性を低下させるとあります。
筋肉を長時間使っていると、エネルギーの分解に酸素の供給が追いつかなくなり、無酸素でしなければならなくなります。
その時に疲労物質の乳酸が蓄積し筋肉がスムーズに動かしにくくなります。
その2でお伝えしましたように、血流が良くなることで、酸素が十分に体内へ送られ、乳酸など疲労物質も滞ることなく排出されます。
ハードな運動をした時や、同じ姿勢で長時間作業をしたりすると使っていた場所が痛くなる経験がある方も多いのではないでしょうか?
ストレッチは、筋肉の痛みを緩和させることにも役立つ!ということですね。
運動後のストレッチがなぜ必要か納得いただけるかと思います^ ^