ブログ
肌荒れ、脱毛に・・・
先日、【5α-リダクターゼの働きを阻害する精油について】調べられた論文を読んでいました。
5α-リダクターゼとは??
5αリダクターゼは男女問わず人間の体内に存在する酵素の一種で、男性ホルモンである「テストステロン」を「ジヒドロテストステロン(以下、DHT)」に変換させる働きを持ち、AGA(男性型脱毛症)の発症に大きく関与しています。
また、DHTはAGAや前立腺肥大症の発症原因となるために「悪玉男性ホルモン」と呼ばれている一方で、男性胎児の外性器を形成する働きを持つなど男性の身体発育に一定の関与もしていることが推測されています。
※ウェブより引用
I型とII型があり、I型は皮脂腺に多く存在して、ニキビのできやすい脂っぽい人に多い傾向があり、毛乳頭にも存在し、II型は、毛乳頭に多く存在し、体毛や髭が濃い人が多いそうです。
必要ではあるものの、肌荒れや脱毛の原因の一つと考えられているので、大人になってから抑制できるならしたいですよね。
研究では、30種類の精油を使用して評価を行ったようです。
5α-リダクターゼの阻害効果が認められたのは、サンダルウッド、ジャーマンカモミール、パチュリ、ローズアブソリュートで、さらに5α-リダクターゼの阻害活性では、パチュリのみが活性を示したとの結果でした。
もちろん、まだまだ研究であり、様々な他の作用も考えられるので絶対的ではありませんが、パチュリが持つ効果に今後も期待ができますね。
ちなみに、女性の場合は妊娠や妊娠のある方の精油の使用には制限があるので、男性に制限する、または濃度を調整する必要があるとされています。
TAWAN BLUEでの使い方としては、ディープアロマオイルの際に男性のお客様のスキンケア、体毛が気になる方に使用します。
香りだけではなくて、こうした使い方ができるのもメディカルアロマの魅力ですよね♪
10月10名様限定メニュー♪キャンドルトリートメント受付中
10月は10名様限定キャンドルトリートメントをご提供いたします♪
28日から先行してご予約受付をスタートしておりますが、早くもご予約をしてくださったお客様もいらっしゃって
残り5名様となりました♪
例年、イベントは5名様限定にしているのですが、ご好評いただいていることもあり思い切って10名様と増やしましたが正解でした。
フレッシュな状態のキャンドルを使用してご体感いただきたいので、10名様満了になることを願っております^ ^
キャンドルトリートメントについては
上記をクリックすると詳細へ進みます。
今回のキャンドルも香料不使用、エッセンシャルオイルのみを使用したこだわりあるキャンドルです♪
香りも3種あり、昨年よりもはっきりと異なる種類の香りとなっております。
今の所、10月2日にご予約をいただいておりますが、お早い日程の方ほど香りを選べます♪
オレンジなどのシトラス系、ゼラニウムなどのフラワー系、シダーウッドなどのウッディー系です。
次回開催は未定で行うとしてもおそらく来年の4周年、もし他にしたいと思うことがあれば今後は行わないかもしれませんのでご興味のある方は今回されることをおすすめします。
1回あたりのキャンドルも贅沢に使用、日頃の感謝の気持ちをこめてのメニューですので条件がございます。
ご予約はTAWAN BLUEを2回以上ご利用されたことのあるお客様となります。
限定メニューのためご了承くださいませ。
2回以上ご利用のお客様はご検討くださいませ^ ^
新しくお迎え予定
TAWAN BLUEではヤング・リビングというメーカーの精油を使用しています。
流通の2%と言われているメディカルグレード(薬理作用をもつ)の精油です。
日本のヤング社で購入できる精油には限りがあり、使いたい精油がないケースがありました。
日に日に使ってみたい欲は増えていったのですが、今ある約60種類の精油も使いこなせていないのになぁとメディカルアロマを導入してからずっとヤング社1本でやってきました。
ヤング社の精油、植物に対するこだわりも大好きです♪
スポーツアロマオイルをされている先生方は今回導入予定の「プラナロム」社を使用していることが多いです。
この理由は成分分析表と認識しています。(お会いしたことのある先生は香りも好きとおっしゃっていました^ ^)
ケモタイプ
精油におけるケモタイプとは、同じ植物でありながらも異なる成分を含む精油のことを指します。
植物はその土地や環境で育っていけるように過酷な環境の中でも努力をします。雨が少ない気候では水分を蓄えられるように、虫からの被害が土地では虫が寄り付かない成分を作ったりして生き延びます。
このように同じ植物でも、育った土地や環境によって含まれる成分が異なることがあります。
お米も同じ品種でも土地によって味が違いますよね。
メディカルアロマとして使用する精油の場合、植物100%でなければなりません。
他の成分や精油が混ざっていないか、特定の成分だけを抜き出していないか、農薬などの有害物質が含まれていないかなどを調べるためにガスクロマトグラフィーという非常に緻密な分析機械を使って成分を分析しそのデータを公開しているのがケモタイプ精油の条件です。
いつも使っているヤングリビング社もケモタイプ精油に当たります。
植物は生育する土地や環境の変化で成分のバランスが変わる場合があります。実際に同じ精油でも「あれ?香りが前と違う」と感じることはあります。
成分が大きく異なっていてはお客様の心身に合わせての使用は難しくなりますよね。
そのようなこともないよう、学名、蒸留年月や成分などを明記した成分分析表というものをプラナロム社(日本正規輸入販売店)では書面にて確認することができます。
アスリートはドーピング検査もあるためこの成分分析表がとても重要になります。
今回新しく使用する予定の精油もこのように余計なものが含まれていない精油を使用しますのでご安心ください^ ^
ひどい日焼けに精油の出番♪
昨日ご来店された台湾からご旅行中のお客様。
お二人様で同時はできないので連続で施術を行いました。
ご友人の方がひどい日焼けと伺っていましたがご来店されて見ると真っ赤!!!
幸い痛みはないようでしたので、予定通りディープアロマオイルコースを行うことにしました。
あまり英語が得意ではないお客様、私も得意ではありませんがなんとかお互いゼスチャーや簡単な単語を含めて会話をしました(笑)
そして日焼けにはラベンダー精油の出番です!!
元々、アロマテラピーの名付け親でもあるフランスの科学者ルネモーリスガットフォセ博士は実験中に火傷を負い、その時に近くにあったラベンダー精油を塗布したところ治癒が早かったことから精油のメディカルな使い方の研究が始まり、アロマテラピーとも名付けられました。
ラベンダーにも色々あるのですが、今TAWAN BLUEで使用している(今後は他のラベンダーも増えるかもしれません)ラベンダー・アングスティフォリアについてご説明します。
【主成分】
酢酸リナリル 21-47%
リナロール 23-46%
シス-β-オシメン 1-8%
テルピネン-4ol 1-8%
酢酸リナリルやリナロールが多い精油になります。
酢酸リナリルは、神経バランス回復、抗炎症、鎮痛、抗菌、抗真菌、抗ウイルス、血圧降下
リナロールは、鎮静、交感神経の興奮を鎮める、血流増加、抗うつ、中枢神経抑制、抗菌、抗真菌、抗炎症、弱い局所麻酔
などの働きがあります。
熱を冷ます、「抗炎症作用」により赤く炎症した部分を落ち着かせ、日焼け後のクールダウンに役立つんですね。
TAWAN BLUEではこんな感じで精油を選んでいます。もちろんお好きな香りなども入れてご提案しています^ ^
アロマはリラックスという使い方はしません。
それぞれの持つ作用を活用したブレンドはあなたに必要な精油、そして徒手(手)によるトリートメントで心身をほぐしていきます。
精油の吸収ルート
TAWAN BLUEでは精油を香り以外の方法でも活用しています。
精油が体内に吸収される方法は大きく3通り
①鼻から脳へ(香りを嗅ぐことで芳香成分が鼻腔を通り嗅覚からの経路)
②肌から血液中へ(マッサージにより皮膚から吸収する経皮吸収)
③肺から血液中へ(吸い込む呼吸器からの経路)
があります。
先日、ディープアロマオイルコースのお客様から
この精油はマッサージからでも効果はあるんですよね?
とのご質問がありましたが、もちろんです!!
精油の持つ芳香成分は分子量が非常に小さいので皮膚から吸収されます。
分子量ようが500以下のの成分まで皮膚を通すと言われており精油は500以下のため吸収されるんですね。
例えばオレンジなど柑橘系に多く含まれる「リモネン」という成分の化学式はC10H16で分子量は136.23です。
オレンジには85〜96%含まれているとされているので500以下ということが想像できると思います。
毛穴や汗腺からも吸収され、皮下組織へと浸透し毛細血管やリンパ管を通じて体内に入った成分は血液中に入り全身へ運ばれます。
成分の吸収速度は分子量の大きさによって異なりますが、塗布後15〜20分で血液中に精油成分が検出されます。
施術前にお手洗いに行かれたにもかかわらず、30分ほどしたところでお手洗いに行きたいとおっしゃる方がいらっしゃいますが
これは副交感神経が優位になったこともありますが、精油の利尿作用が働いた可能性もあるわけです。
ニコチン(禁煙薬)やニトログリセリン(抗狭心症薬)などパッチ薬がありますよね?経皮吸収によってその薬効を発揮する仕組みです。
精油の成分も同じように各成分が皮膚を通して体内に取り込まれ、薬理的効果を発揮すると考えられています。
アロマオイルコースでは、この経皮吸収も重要視してブレンドする精油を決めているんですね♪