ブログ

2024-09-10 11:30:00

新しくお迎え予定

1.jpg   

 

TAWAN BLUEではヤング・リビングというメーカーの精油を使用しています。

流通の2%と言われているメディカルグレード(薬理作用をもつ)の精油です。

日本のヤング社で購入できる精油には限りがあり、使いたい精油がないケースがありました。

日に日に使ってみたい欲は増えていったのですが、今ある約60種類の精油も使いこなせていないのになぁとメディカルアロマを導入してからずっとヤング社1本でやってきました。

ヤング社の精油、植物に対するこだわりも大好きです♪

 

スポーツアロマオイルをされている先生方は今回導入予定の「プラナロム」社を使用していることが多いです。

この理由は成分分析表と認識しています。(お会いしたことのある先生は香りも好きとおっしゃっていました^ ^)

IMG_2741.JPG

ケモタイプ

精油におけるケモタイプとは、同じ植物でありながらも異なる成分を含む精油のことを指します。

植物はその土地や環境で育っていけるように過酷な環境の中でも努力をします。雨が少ない気候では水分を蓄えられるように、虫からの被害が土地では虫が寄り付かない成分を作ったりして生き延びます。

このように同じ植物でも、育った土地や環境によって含まれる成分が異なることがあります。

お米も同じ品種でも土地によって味が違いますよね。

 

メディカルアロマとして使用する精油の場合、植物100%でなければなりません。

他の成分や精油が混ざっていないか、特定の成分だけを抜き出していないか、農薬などの有害物質が含まれていないかなどを調べるためにガスクロマトグラフィーという非常に緻密な分析機械を使って成分を分析しそのデータを公開しているのがケモタイプ精油の条件です。

いつも使っているヤングリビング社もケモタイプ精油に当たります。

 

植物は生育する土地や環境の変化で成分のバランスが変わる場合があります。実際に同じ精油でも「あれ?香りが前と違う」と感じることはあります。

 

成分が大きく異なっていてはお客様の心身に合わせての使用は難しくなりますよね。

そのようなこともないよう、学名、蒸留年月や成分などを明記した成分分析表というものをプラナロム社(日本正規輸入販売店)では書面にて確認することができます。

アスリートはドーピング検査もあるためこの成分分析表がとても重要になります。

 

今回新しく使用する予定の精油もこのように余計なものが含まれていない精油を使用しますのでご安心ください^ ^

2024-09-02 10:50:00

ひどい日焼けに精油の出番♪

1.jpg   2.jpg

 

昨日ご来店された台湾からご旅行中のお客様。

お二人様で同時はできないので連続で施術を行いました。

ご友人の方がひどい日焼けと伺っていましたがご来店されて見ると真っ赤!!!

 

幸い痛みはないようでしたので、予定通りディープアロマオイルコースを行うことにしました。

あまり英語が得意ではないお客様、私も得意ではありませんがなんとかお互いゼスチャーや簡単な単語を含めて会話をしました(笑)

 

そして日焼けにはラベンダー精油の出番です!!

 

元々、アロマテラピーの名付け親でもあるフランスの科学者ルネモーリスガットフォセ博士は実験中に火傷を負い、その時に近くにあったラベンダー精油を塗布したところ治癒が早かったことから精油のメディカルな使い方の研究が始まり、アロマテラピーとも名付けられました。

 

ラベンダーにも色々あるのですが、今TAWAN BLUEで使用している(今後は他のラベンダーも増えるかもしれません)ラベンダー・アングスティフォリアについてご説明します。

【主成分】

酢酸リナリル 21-47%

リナロール 23-46%

シス-β-オシメン 1-8%

テルピネン-4ol 1-8%

 

酢酸リナリルやリナロールが多い精油になります。

酢酸リナリルは、神経バランス回復、抗炎症、鎮痛、抗菌、抗真菌、抗ウイルス、血圧降下

リナロールは、鎮静、交感神経の興奮を鎮める、血流増加、抗うつ、中枢神経抑制、抗菌、抗真菌、抗炎症、弱い局所麻酔

などの働きがあります。

 

熱を冷ます、「抗炎症作用」により赤く炎症した部分を落ち着かせ、日焼け後のクールダウンに役立つんですね。

 

TAWAN BLUEではこんな感じで精油を選んでいます。もちろんお好きな香りなども入れてご提案しています^ ^

 

アロマはリラックスという使い方はしません。

それぞれの持つ作用を活用したブレンドはあなたに必要な精油、そして徒手(手)によるトリートメントで心身をほぐしていきます。

 

6.jpg

 

2024-08-29 16:08:00

精油の吸収ルート

1.jpg   2.jpg

 

TAWAN BLUEでは精油を香り以外の方法でも活用しています。

精油が体内に吸収される方法は大きく3通り

①鼻から脳へ(香りを嗅ぐことで芳香成分が鼻腔を通り嗅覚からの経路)

②肌から血液中へ(マッサージにより皮膚から吸収する経皮吸収)

③肺から血液中へ(吸い込む呼吸器からの経路)

があります。

 

先日、ディープアロマオイルコースのお客様から

 

この精油はマッサージからでも効果はあるんですよね?

 

とのご質問がありましたが、もちろんです!!

 

精油の持つ芳香成分は分子量が非常に小さいので皮膚から吸収されます。

分子量ようが500以下のの成分まで皮膚を通すと言われており精油は500以下のため吸収されるんですね。

例えばオレンジなど柑橘系に多く含まれる「リモネン」という成分の化学式はC10H16で分子量は136.23です。

オレンジには85〜96%含まれているとされているので500以下ということが想像できると思います。

 

毛穴や汗腺からも吸収され、皮下組織へと浸透し毛細血管やリンパ管を通じて体内に入った成分は血液中に入り全身へ運ばれます。

成分の吸収速度は分子量の大きさによって異なりますが、塗布後15〜20分で血液中に精油成分が検出されます。

 

施術前にお手洗いに行かれたにもかかわらず、30分ほどしたところでお手洗いに行きたいとおっしゃる方がいらっしゃいますが

これは副交感神経が優位になったこともありますが、精油の利尿作用が働いた可能性もあるわけです。

 

ニコチン(禁煙薬)やニトログリセリン(抗狭心症薬)などパッチ薬がありますよね?経皮吸収によってその薬効を発揮する仕組みです。

精油の成分も同じように各成分が皮膚を通して体内に取り込まれ、薬理的効果を発揮すると考えられています。

 

 アロマオイルコースでは、この経皮吸収も重要視してブレンドする精油を決めているんですね♪

 

IMG_1977.jpeg

2024-08-21 13:41:00

エッセンシャルオイルとアロマオイル(フレグランスオイル)の違いについて

1.jpg   2.jpg

 

いつも精油は香りだけじゃないんです!と伝えていますが、

 

アロマって香りを楽しむものじゃないの??

 

って思っている方は多いと思います。

今日は「エッセンシャルオイル」と「アロマオイル」この2つの違いについてご説明します。

 

《エッセンシャルオイル》

定義:自然植物の花や葉、木部、果皮、樹皮、根、種子などの部分に存在する天然の液体

用途:芳香浴、トリートメント(ボディケア、マッサージ)、コスメ

効果:植物の香り成分を心身に取り入れる自然療法

価格:10ml数千円〜数万円

品質:植物の学名や産地が記載、エッセンシャルオイルと書かれている

 

《アロマオイル》

定義:合成香料やキャリアオイルで希釈したもの

用途:芳香浴

効果:香りによるリラックス

価格:10ml数百円〜数千円

品質:ラベルにアロマオイルやフレグランスオイルと記載

 

メニューの名前がディープアロマオイルとしているので、少しややこしく感じるかもしれませんが

IMG_2575.jpeg

最近はどちらもこのような遮光瓶に入っていますが、エッセンシャルオイル(精油)とアロマオイルは別物です。

そしてエッセンシャルオイル自体も、義和といって同じ芳香成分を含むものと混ぜ合わせているものもあります。

この話はまた次回にでも書いてみます。

 

話が戻りまして。

精油は日本では雑貨扱いになります。そのためアロマオイル(フレグランスオイル)との違いがわかりにくくなっていることもあると感じます。

 

TAWAN BLUEで使用している精油を活用したアロマセラピーは決まった基準をクリアした精油でしか効果を実感することができません。

極端ですがアロマオイル(フレグランスオイル)に芳香成分は期待できません。

 

メディカルアロマセラピーをされているサロン、またはセラピストの方の場合精油について説明をすることができます。

 

アロマ、精油、エッセンシャルオイル、キャリアオイル、フレグランスオイル・・・

日本の中で色々と名前があるので混同してしまっているのですが、違いを知っていただけると

それぞれのサロンがどんなことに重きを置いているのかがわかるかもしれませんね^ ^

 

参考にしてみてください。

 

 

2024-08-16 16:24:00

今必要な精油

1.jpg   2.jpg

 

昨日は連休後にも関わらずリピーター様にご利用いただき満枠でした。

「おかえり!」と言ってくださり、帰る場所、待っていてくれる方がいるということを実感しありがたいなとしみじみ感じました。

 

そんな昨日ですがディープアロマオイルのお客様の際に

 

頭痛もあるんですが、頭痛に良い精油ってありませんよね?

 

とお客様からご要望を伺いました。

 

「緊張型頭痛」の原因の一つは血行不良です。

ラベンダーに含まれる酢酸リナリルなどリラックスを促す精油を使うことがあります。リラックスという意味あいではお好きな香りを選ぶの1つです。

「片頭痛」の場合は、血管の拡張によって誘発されることがあります。

 

お客様の心身の状態を伺っていると、緊張型頭痛と判断しました。

そこで私が紹介した精油はこちら

 

IMG_2575.jpeg

シナモンバークです。

 

ラベンダーって言ってたのに全然違う!!

と思われたかもしれませんが(笑)

 

先ほども書いたように、緊張型の場合は血行不良が原因と考えることができます。

シナモンバークは温め鎮静させる働きがあります。

薬理作用としては、鎮痙作用、鎮静、血圧下降、抹消血管拡張、心臓収縮力増強、ストレス性胃びらん予防などなど(まだまだありますが省略します)

 

 

鎮静と血行促進の働きで使うためにご提案しました。

説明をするとお客様が

 

そうなんです、締め付けられるような感覚なんです。私が今必要な精油です。

 

とのことでしたのでブレンドに使用しました。

 

ジンジャー、シナモンバーク、ブラックペッパー、と食べる時と同じく精油でも温める作用が期待できます。

冷え性の方にもお勧めです。

 

精油を決める時は、このように好きな香りだけではなくて、精油の持つ作用も踏まえてブレンドをします。

同じ使うなら心身に働きかける方が良いですよね♪

 

 

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ...