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2024-06-05 13:10:00

グレープフルーツの精油は脂肪分解!?

メディカルアロマで活用する精油には植物の持つ化学的な成分(芳香成分)があります。

植物は生まれる場所を選ぶことができないので、その場所で生き延びるため、また子孫繁栄のためにそれぞれに力を持っています。

虫除けや甘い香りの果実なんかがそうですよね。傷がついた時に出てくる樹液もそうです。

 

今日はグレープフルーツについて少しご説明します。

グレープフルーツ精油には食欲を抑制や脂肪分解などといった効果があると書籍やネットで検索すると出てきます。

実際にTAWAN BLUEでお客様にも作用を話すと、

 

たっぷり使ってください!!

 

という方もいらっしゃいます(笑)

 

1点注意としては、グレープフルーツなど柑橘類にはフロクマリン類と呼ばれる成分が精油に入っているものがあります。

このフロクマリン類は、紫外線などを受けると分子が励起(外部からエネルギーを与えることによって原子、分子などをより高いエネルギー状態に移すこと)しエネルギーを溜め込んだ後放出するという性質を持っており、皮膚に炎症や痒みを及ぼし得ることが知られています。これを光毒性と言われています。

 

そのため、マッサージ後に紫外線に当たるケースは避けたい精油なので夜のご来店がおすすめです♪

 

さて、このグレープフルーツ精油ですが、ヌートカトンと呼ばれる成分が含まれています。

柑橘系に多い成分のリモネンだけではなくヌートカトンも自律神経活動の変化の有効成分であることを示す結果も出ています。

 

グレープフルーツの香り刺激には、白色脂肪組織と褐色脂肪組織を支配する交感神経を興奮させる作用があります。

グレープフルーツの香り刺激によって交感神経が興奮すると白色脂肪細胞で脂肪分解が起こります。

次に脂肪分解によって生じた脂肪酸を使い、褐色脂肪細胞が熱を作りだします。(熱生産)

この熱生産によってエネルギーの消費が促進され、結果ダイエットにも効果的と考えられています。

 

ちなみに、嗅ぐよりも食べてしまった方が体に入って効果が出そう!?

 

と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、答えは

 

NO!!です。

 

食べ物や飲み物が胃や腸に入ると胃腸の昨日を高めるために副交感神経が興奮します。

それによって白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞を支配する交感神経が抑制されていまうので脂肪分解の現象、体温の低下が起こります。

嗅ぐ方が効果的なんですね^ ^

 

このように、ただグレープフルーツが脂肪分解です。とだけだとどう脂肪分解なのかわからず、場合によっては精油より食べた方が良いと思う方もいらっしゃると思います。

 

TAWAN BLUEでは化学的な根拠に基づいて精油を使用できるよう日々勉強しております。

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2024-05-31 11:00:00

メディカルアロマセラピーとアロマセラピー

アロマオイルコースの際、TAWAN BLUEでは約60種類の精油の中からその日のお客様のお身体の状態や気分で4〜5種選び出します。

これはTAWAN BLUEのメディカルアロマの良いところの1つなんです。

 

精油(アロマ)を使用する場合

アロマセラピーとメディカルアロマセラピーがあります。

【アロマセラピー】

リラクゼーションや香りを楽しむことを主な目的とし、ディフューザーで炊いたりアロマバスなどで用いられます。比較的誰でも安全に楽しむことができます。

オイルトリートメントの場合、使用する精油濃度が0.5〜2%で行われます。

 

【メディカルアロマセラピー】

精油が持つ薬理効果を、皮膚疾患、伝染病疾患、神経性疾患などに役立てたり、自然治癒力を高め心身を健康な状態へと導く目的で用いられます。精油学など専門知識が必要です。

オイルトリートメントの場合、使用する精油濃度は5~20%(医療として使用されているフランスでは10〜100%)で行われます。

 

どちらも香りの効果を得る目的で用いられるのは同じですが、一般的なアロマセラピーは主に香りやリラクゼーションを楽しむことが目的ですが、

メディカルアロマセラピーでは心や体の不良、機能改善を目的に代替え医療の1つとして医療や福祉の現場で導入されています。

 

 香りが直接脳へ作用する、また経皮吸収で全身を巡るメディカルアロマセラピーは、まさに心と体のケアに最適と感じています。

筋肉疲労、関節など痛みや炎症

風邪や花粉症 での鼻詰まり、咳などの諸症状

気持ちの浮き沈みや体の重だるさ、疲労感

不眠などの睡眠障害

更年期障害やうつ

老化に伴う意欲低下や認知障害

 

こういったものに合わせて必要な精油を使用します。

 

施術前の精油選びは、ただ香りを選んでいるのではなく、あなたの心身が今必要としている精油を選んでいるんです^ ^

 

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    2024-05-30 11:56:00

    風邪やコロナが流行っている時にはアロマテラピー♪

    最近、ご来店のお客様から

    「風邪をひいていました」

    というお声をよく聞きます。職場の方が咳き込んでいた。などなど。

    他県はわからないですが、沖縄は今風邪が流行しているように感じます。

     

    風邪予防に体力が落ちないようにしないと!

    免疫力を高めないと!

    きちんと睡眠時間を取らないと!

     

    手洗いうがいの他にこのようなことを風邪予防で意識したりしませんか??

     

    これらにとってもオススメなのが、そう

     

    精油

     

    なんです。

    精油といっても何度も言っているようにメディカルグレード(薬理作用をもつ)精油でないと意味がありません。

    街中でデュフューズ用に販売されている精油はメディカルグレードではないと思います。

    価格が目安になりますが、TAWAN BLUEで使用している精油は一番安価な精油でも2000円台です。価格は、土地や育て方の手間暇も含めた価格なので1つの基準になります。

     

    さて、精油の細かいことはこのくらいで、風邪予防について。

    精油の体内への吸収ルートは、

    鼻腔・・・鼻から脳へ

    呼吸・・・鼻から肺(全身)へ

    皮膚・・・肌から全身へ

    とがあります。

     

    鼻が詰まっている時などは鼻から香ることも効果的です。

    日常の体調を整える使い方として

     

    皮膚から吸収し全身へ届ける(アロマオイルマッサージ)がオススメです。

     

    精油の分子量はとても小さく(点滴と同じくらい)、簡単に皮膚から吸収します。

    毛穴や汗腺からも吸収され皮下組織へと浸透し、毛細血管やリンパ管を通じて体内に入った成分は血液中に入り全身へ運ばれます。

    精油の成分の吸収速度は分子量の大きさによって異なりますが、塗布後約15〜20分で血液中に精油成分が検出されます。

    免疫強化、抗ウイルス、抗菌、抗炎症作用などを持つ精油があり、これらの精油を活用することでこの作用が体全身をめぐり働きかけてくれます。

     

    日々お客様をマッサージしている時に手から吸収しているので、私も風邪を引くことが少ないです。

    精油のおかげですね♪

     

    大事な予定がある場合や自分がしっかりとしないなどの立場に置かれている場合など、日々のメンテナンスとしてご利用されることがオススメです♪

     

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    2024-05-28 15:35:00

    ディープアロマオイルコース

    アロマオイルトリートメントといってもセラピストが学んだ手法によって様々です。

    オイルを使った手法もパッとあげるだけで

     

    ・スウェディッシュマッサージ

    ・ロミロミ

    ・バリニーズ

    ・アーユルヴェーダ

    ・スポーツアロマ

    ・ディープティシュー

    ※順不同

    などたくさんの種類があります。セラピストがそれぞれをどれを学ぶかによって触れ方やほぐし方、リンパの流し方が違ってきます。

     

    TAWAN BLUEのアロマオイルはどんなマッサージ??

     

    私も色々と学んできました。その上で今の形になりまだまだ発展途中です。

    現在は、ボディケアやアロマオイル共に深層筋をほぐすディープティシューを取り入れています。

     

    ディープティシューとは?

    深層筋に効果的にアプローチするテクニックです。じっくりと身体の深部に働きかけ、かたくなった組織の緊張を緩めることで、痛みの軽減や可動域の改善などに効果があり、米国では最もポピュラーなマッサージの1つとされています。

    ※ネットより抜粋※

     

    深層筋や筋膜にアプローチし、より深く筋肉の流れを整え、凝りや痛みの原因となる筋肉や筋膜にできる硬結をほぐします。

    アロマセラピーやリラクゼーションアロマオイルが表面を撫でるような心地よい手法とすると、ディープティシューは浅い表面の筋肉から順に深層の筋肉までほぐします。

     

    TAWAN BLUEではトリガーポイントや筋膜リリース、ストレッチなども取り入れているので、理学療法的な手法や指圧などボディケアの手法も行います。

     

    アロマオイルコースでもストレッチを行う場合はこのようなストレッチを入れています。

     

    TAWAN BLUEでは、オイルを使って肌に直接触れ、オイルや手の温かさ、そしてアロマの香りで時にリラックスし、そして深部筋肉をほぐす手法やメディカルなフランス式精油のブレンドで体の中からもアプローチし動きやすい身体へと導きます。

     

     

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    2024-05-19 18:26:00

    吸収経路で変わる精油の「効き方」

    精油(アロマ)は様々な吸収経路があります。

    経鼻、経皮など、それぞれの方法によって吸収経路や薬理作用が異なります。

     

    精油は植物から抽出した100%天然の芳香物質で様々な化学物質(有機化合物)が集まってできています。

    精油によって異なりますが、数十〜数百の化学物質で構成されています。

     

    「この個別の成分にはこういう作用がある」というところまではある程度明らかになってきていて、含まれている化学物質が複雑に影響し体への作用が違ってきます。

    また吸収経路の違いによっても働き方が異なります。

     

    今回は、においの電気信号が脳を刺激して発生する作用についてまとめました。

    ややこしいことも書いていますので、作用を大きな文字にしましたのでそこだけでもご覧いただければ精油ってこういうことに働いているんだ!ということを知っていただけると思います。

     

     

    自律神経の調整

    芳香成分が嗅神経から視床下部、脳幹を経て自律神経に作用します。この作用によって交感神経と副交感神経のバランスを整えます。

    不眠症にはいくつかの原因があると言われますが夜に副交感神経が優位にならないのも原因の1つです。精油の香りはこうした自律神経の不具合を調整する作用があります。

     

    ホルモン(内分泌系)の調整

    ホルモンは全身の機能を調整する役割です。精油のホルモン分泌を調整する作用は月経前症候群(PMS)や更年期障害の治療にも応用されています。

     

    免疫系の調整

    免疫系も脳の視床下部が司っていると考えられています。

    視床下部の神経から出る情報は末梢の自律神経を刺激し、骨髄における造血を調整します。

    精油の芳香成分によって視床下部を活性化し、免疫系の働きを向上させることが期待されています。

     

    認知機能の向上

    認知症の患者においても精油の香りを嗅ぐことによって認知機能が向上する実験結果が報告されています。

    アルツハイマー病では嗅神経から海馬に神経障害が広がることが知られていて、初期の段階から嗅神経を効果的に刺激することで認知症が予防できる可能性も示唆されています。

     

    感情・情動行動の調整

    ヒトの感情や情動を司っているのが大脳辺縁系の特に扁桃体と呼ばれる部位です。

    精油の芳香成分によって発生した神経インパルスはこの大脳辺縁系の神経細胞に働きかけ、不安感やうつ状態などの改善効果が認められています。

     

    鼻から香った場合に精油が体へ働きかける作用です。

    不眠気味のお客様から、

    朝まで眠れた!

    家族に寝ている時の呼吸が変わった!

    夢でうなされなくなった!

     

    などとお声もいただいています。

     

    ただし!ご注意ください!!

     

    この精油の芳香成分はセラピーグレードと呼ばれる世界流通の2%の精油にて活用することができます。

    そうでない精油は植物性でも芳香成分が微量またはほぼなし。というものがあります。

    TAWAN BLUEで使用している精油は正真正銘セラピーグレード。

    ローズ精油は1滴(0.05ml)に約50本分のバラの花びらを使用していると言われています。

    イランイランは朝方に開花するので早朝に摘み取るなど植物の最適な状態を使用した精油です。

     

    この精油を使用したディープアロマコースは、心も体もメンテナンスできるコースです^ ^

     

     

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