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TAWAN BLUEのディープアロマオイル
アロマオイルマッサージについて
ゆったりと撫でるような圧
スパのようなリラックスできるリラクゼーション
優しいタッチ
などなど、比較的優しい手法のイメージを持っている方が多い印象を受けます。
海外では、筋肉疲労や治療などでもオイルを使用したマッサージが主流なのに対し、日本ではあん摩、指圧、もみほぐしがあることも関係しているのかな?と思っています。
だんだんと選択肢に入るようにはなってきていますが、メンテナンスでオイルマッサージを選ぶ方はオイルを使わないドライマッサージに比べると少ないんだろうと思います。
TAWAN BLUEのディープアロマの手法は
深部の筋肉へ届かせるよう体重をじっくりとかけながら行う深い圧
筋肉の走行を考えたアプローチで筋疲労回復を目指す
浅層リンパではなく深層リンパの流れを促す
お身体の状態に合わせてストレッチを入れ動きやすく
スタイルです。
誤解のないようにお伝えすると、
強さを売りにはしていません
お客様それぞれのお身体に合わせます。ただ、凝りや筋肉の緊張などによって引っ張られている場所を戻すように促す、癒着している部分を剥がすことによって動かしやすくなる。
などお身体の変化のために行いますので、優しく触るだけのようなことは行なっていませんので、そのスタイルをご希望の方はTAWAN BLUEよりも他のサロン様へ行かれることをおすすめします。
好みもあるし、セラピストとの相性もあるので、
アロマオイルマッサージが1番です!
とも
TAWAN BLUEのアロマが良いです!
とも思ってはいません。ただ、1つの選択肢としてアロマオイルマッサージもあるんだ、こう言う手法があるんだと知っていただき
そして精油(品質グレードによって異なります)を使うこと、オイルを使うとこういうことなんだと体感していただけたら嬉しいです。
もちろん、サロンとしての1番は、お客様の体の不調をできる限り解消し動きやすい体になることで日常生活が楽になる。痛みのない体だとポジティブにもなれるし歩きたくなることもある。
未病、健康に関わるサロンを目指しています^ ^
においを嗅ぐと脳の血流が増える?
先日、セラピーグレードの精油についての投稿で、精油の体内へのルートに
鼻から脳へ
とありました。
これは、においの分子が鼻腔内の嗅覚受容体と結合し、それが信号となって脳に伝わる仕組みです。
人間や動物の脳や脊髄の神経細胞活動による血流動態反応、神経細胞の活動によって血流がどうなるかを調べる実験を行われているのですが、
ラットを用いた実験で
真正ラベンダーの精油の香りを嗅いだ時の血流についてみると、どのマウスでも同じ匂いを嗅いだ時に、同じ部位が活性化または抑制化されたことがわかりました。
またレモンの精油の香りを嗅いだ時は、副交感神経を司っている部位の血流が抑制されました。
ということは、交感神経が優位となるので、体が活発な状態になると推測できます。
アロマはリラックス
というイメージも多いかもしれないですが、精油によってそれぞれ体の反応って変わっているんですね!
つまり、
寝つきの悪い方の場合は特に夜にご来店の場合は、交感神経が優位になるような精油を控えるということもしています。
逆に、眠りへと誘導するように副交感神経を優位になる精油を使うことで寝入りへの働きかけを狙うことをします。
もちろん、薬ではないですし、植物の力といっても植物自体は自分が生きるために身につけた力で人間のために作っているわけではありません。
僕自身、香りを気にして過ごすことはなかったのですが、精油の勉強をし、実際にこだわり抜かれた精油を
好きな香りを嗅ぐ時の大きく呼吸をする、忙しくて頭の中がモヤモヤしている時、集中したい時など活用していると気持ちが晴れやかになります。
筋肉痛や関節に痛みがある時もブレンドしたオイルを塗布すると翌日に消えていたり。(精油だけの力ではありません)
自然治癒力を高める働きで本来自分が持つ力を発揮できるようにしてくれるのが精油かなと思います^ ^
人工香料ではない、本物の精油を活用したアロマオイルマッサージを体験してみてください♪
セラピーグレードの精油
精油は香りだけじゃない。
セラピーグレードを使用している。
薬理効果も活用している。
って言われてもどういうこと??
という方もいらっしゃると思います。
まず、精油は大きく3つの方法で働きかけます。簡単に説明します。
・鼻から脳へ
精油の芳香分子は鼻の奥にある嗅上皮から脳へ、視床下部へ伝えられます。伝えられた情報は、自律神経系、内分泌系、免疫系へ作用します。
・肺から血液中へ
芳香分子は、鼻、気管、気管支を経て肺胞に取り込まれ、肺の粘膜から毛細血管を通じて血液中に入り、全身へ運ばれ各組織に作用します。吸収した精油成分は約5分後には血液中に検出されるようです。
・皮膚から血液中へ
精油の成分は分子量が小さいので毛穴、汗腺などからも吸収され皮下組織へと浸透します。その後、毛細血管やリンパ管を通じて体内に入った成分は血液中に入り、全身へ運ばれます。
成分の吸収速度は分子量の大きさによって異なりますが塗布後15〜20分で血液中に精油成分が検出されるようです。
では、セラピー要素はどういうことかと言うと、
例えば、筋肉痛にペパーミントを使用するとします。
ペパーミントに含まれる、ℓ-メントールなどが消炎、鎮痛作用を発揮します。
さらにℓ-メントールには薬物(この場合はペパーミントの精油成分)に対する経皮吸収促進作用があるので、速やかに吸収して患部に到達します。
そこに手技による物理的な働きかけによって血流が促進され、起炎・発痛物質を散らし、体性・自律神経反射によっても痛みが緩和される。
ℓ-メントールの爽やかな香りや冷却感も鎮痛に働く。
ということなんですね。
生理・心理・薬理的な相乗効果が得られます^ ^
(ペパーミントの香り嫌いだから・・・とかはなしでお願いします!)
ちなみに、この薬剤の経皮吸収を促進する働きのある精油としては、ℓ-メントールを含むペパーミント、1,8シネオールを含むユーカリ、リモネンを含むオレンジなどがあります。
こうした精油を使用してオイルマッサージをした後に、同じ部位に貼付剤を用いると薬物の血中濃度が高まりが予想以上に早くなったり、血中濃度自体が上昇して有害作用が発現する可能性があるため注意が必要です。
そのため、高血圧やてんかん、授乳中か(TAWAN BLUEでは妊婦さんはお受けしていないです)、薬を投与中かどうかも確認をしています。
TAWAN BLUEの深い圧で行い深部をほぐす手法に精油をうまく活用して、よりお身体が楽になり健康に過ごせるようお手伝いができればと思っています。
精油と関節炎
TAWAN BLUEでは、メディカルアロマとしてセラピーグレードの精油を使用しています。リピーター様やこのブログを以前より見ている方がいらっしゃるのであれば、精油(アロマ)ってただ香りを楽しむだけではないこと。精油にもグレードがあり、セラピーグレードは世界流通の2%だけでTAWAN BLUEはそのグレードのものを使用していることはご存知かと思います。
スポーツ分野や医療でも精油を活用されていますね^ ^
更年期障害にも関わっていきたいと先日ブログでも書いていますが、本質として皆様の健康に関わっていきたい。
できる限り介護なく自分のことは自分でできる体で年齢を重ねるには、今ケアをしておくことがとても重要です。
なってからでは遅いこと、多いですよね。
「関節」
関節は骨と骨を繋いでいる部分のことで、この関節のおかげで色々な動きができます。
運動での関節への負担や肥満、加齢、疾患などが原因で関節部分に痛みや腫れが生じる状態を関節炎と言います。
私も筋トレや使いすぎで関節を痛めたことがありますが、かなり動きが制限されます。
先ほど書いたような色々な要因で関節に炎症が起きることがあるんです。
つまり、日頃からケアをしておくのとおかないのでは健康な体で過ごすことに大きく左右されるということなんですね。
ちなみに関節炎と精油の関わりについて、
ラットでの実験ですが、関節炎の部分に【①食塩水②ユーカリレモン③何もしない】を注入した
3グループを1週間後に関節部分の滑膜の病態の進行過程や、炎症物質の状態を観察したものがあります。
結果として②ユーカリレモンを注入したラットは、滑膜での細胞増殖や炎症物質の湿潤が抑制されていた。とあります。
ユーカリレモン精油が炎症物質の生産を抑制させることで、炎症を抑制することが示唆されました。
この実験は、直接関節部分に注入しているので、実際のアロマオイルマッサージは皮膚からの塗布となるので異なりますが、
関節部分へ届けば炎症を抑制することが期待できるということですよね。
またゼラニウムやティートゥリーなどにも抗炎症効果を示唆されています。(他の精油にもこうした期待できるものがあります)
これらを組み合わせて使用することでより強い効果が発揮することも期待ができます。
いつもディープアロマオイルの時は、数種類ブレンドをしています♪
TAWAN BLUEでは治療を行うことはできませんが、予防、未病を目指し
オイルを使用したマッサージに組み合わせることで関節への負担を軽減できるのではないかと思っています。
精油って面白いですね!!
精油の使い方
TAWAN BLUEをご利用のお客様やこのブログをご覧の方はすでにご存知の方もいらっしゃると思いますが、
TAWAN BLUEでの精油の使い方は、「香り」を楽しむだけではなく「薬効成分」も使います。
※治療ではありませんし、薬としては使用していません。
植物は生まれる場所を選ぶことができませんよね?
その場所で生きていくためには虫除けをしたり、子孫繁栄のために果実を虫や鳥に食べてもらって遠くへ運んでもらったり、傷がついたら治したり。
それぞれが力を持っています。
その力を科学的に使用しているのがメディカルアロマです。
例えば、アロマセラピーの先駆者であるルネ・モーリス・ガットフォセ博士が実験中に火傷を負った時にラベンダー精油を使用したところ痛みが緩和、火傷の傷を治す早さに驚いたことから始まった用にラベンダーには鎮静させる働きがあります。
お客様への使い方としては、日焼けをしたお客様などに使用することがあります。(これに限った使い方ではありません)
また、この精油の成分はこれ、という使い方だけではありません。
例えば、更年期の症状がある女性。
女性ホルモンであるエストロゲンは、骨を健康に保つ働きもあります。(詳しい説明は今回は省略します)
更年期でエストロゲンが減少することで、健康に保つことができなくなり、古くなった骨を壊す破骨細胞が増えすぎることで骨がもろくなり、骨粗鬆症を引き起こす原因になります。
ローズやゼラニウムに含まれる「ゲラニオール」という成分は、エストロゲンの分泌を促す働きがあります。
骨を健康に維持するためにも必要なエストロゲン。
男性にも少量ですが女性ホルモンは作られます。
つまり、更年期で女性ホルモンが必要だからゲラニオールの含まれるローズやゼラニウムを使用するだけではなく、
骨の健康のためにも男性に使用することができるんです。
女性ホルモンだから女性だけというわけではないんですね^ ^
解剖学も必要なメディカルアロマ。
もっともっと色々な使い方ができる様になりたいです。