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ご新規様、施術終了後に
先日のご新規様のお話。
ディープアロマオイル120分でご予約の50代男性のお客様。
お仕事で移動が多く、沖縄へも定期的にお越しになっているとのことでした。
お仕事内容や多い姿勢などを伺ったり、たわいもないお話から日頃どんなことに注力する配分が多いのかな。などを見極めながら聞いています。
初めての方の場合、ご来店すぐに本当のことを全てお話しされることはほぼないと考えているので、ほんの少しの言葉、動作など逃さないように心がけています。
今日TAWAN BLUEで何を望んでいるだろう。
「歩きすぎて足がだるい」
「重い荷物を持つことがあった」
「デスクワークで足がむくんでいる、肩こりもある」
などの肉体的な疲労のほかにも、
「仕事の特性上常にアンテナを張っている」
「役職のある立場にいる」
「事業をしている」
などで自覚、無自覚を含めて精神的な疲労の方もいます。
肉体的、精神的な疲労のケアができるのって、治療院ではないボディケアサロンの特徴の1つと思っています^ ^
精神的なケアに関して、TAWAN BLUEではスピリチュアルなケアではなくて、精油を活用しています。
何度も書いていますが、精油って香りだけではないし、「リラックス」「浄化」「気分が上がります」なんてふんわりした言葉だけのものでもないんですよね。
化学的に物質の神経伝達による脳への働きかけなんです。
先日のご新規様にもお話や動作などから必要そうな精油をピックアップして選んでいただきました。
終わった後の、アフターティーをお出しした時には、
「沖縄へ来た時の楽しみができました」
とおっしゃっていただけました。
そして
「お一人でされているのも良いですね」
とのことでした。
たくさんのスタッフさんがいるお店との違いは完全にマンツーマンということですよね。
国際通りに近いですが、幸いそんなに賑やかでもないので比較的静かにご滞在いただけます。
さらにディープアロマオイルの感想では
「ここにいるし寝てないんだけど、どこにいるのかわからないふわふわした感覚だった」
とのことでした。
いつも自分というものを意識している、見られることが多い方ほど感じるかもしれません。
自分のための空白の時間
を作ることで、スペースができ、ひらめきが生まれることへつながると考えています。
私自身空白の時間を意図的に作るようにしています。
お忙しい時こそ、一度立ち止まって空白の時間を作ってみませんか?
なぜ深層リンパへアプローチしているのか。
TAWAN BLUEのディープアロマオイルは浅層のリンパではなく、深層のリンパへアプローチしていると投稿しました。
リンパ液が流れているリンパ管は、真皮・皮下組織内にある浅層リンパ管と浅層から筋筋膜(筋肉の膜)を突き抜けて深部にある深層リンパ管、合わせて5種類あります。
浅層リンパ(毛細リンパ管・集合リンパ管・輸送リンパ管)、浅層リンパ管と深層リンパ管を結ぶ穿孔リンパ管、そして筋筋膜の下層にある深層リンパ管があります。
リンパは自分の力では心臓へ戻ることができず、筋肉の収縮や動脈の拍動などを頼りにしています。
浅層リンパ管は毛細血管の血流を利用しているのに対し、深層リンパ管は動脈の力を利用しています。
動脈の流れは1秒あたり約50cmに対し、毛細血管の流れは1秒あたり約0.05cmです。
深層の血流は浅層の血流の1000倍の速さと言えるんです。
老廃物など不要なものは効率よく流してしまいたいですよね?
深部のリンパ管に直接触れることはできませんが、
・筋肉、筋膜へのアプローチ
・自律神経へのアプローチ
など(その他にもあります)
を活用して流れを促すことができます。
深層筋へアプローチするディープティシューテクニックと、脳への科学的アプローチをするメディカルアロマはまさに深部リンパへのアプローチに最適な方法です!
TAWAN BLUEで深部へアプローチしている理由の1つをご紹介しました^ ^
TAWAN BLUEのディープアロマオイル
アロマオイルマッサージについて
ゆったりと撫でるような圧
スパのようなリラックスできるリラクゼーション
優しいタッチ
などなど、比較的優しい手法のイメージを持っている方が多い印象を受けます。
海外では、筋肉疲労や治療などでもオイルを使用したマッサージが主流なのに対し、日本ではあん摩、指圧、もみほぐしがあることも関係しているのかな?と思っています。
だんだんと選択肢に入るようにはなってきていますが、メンテナンスでオイルマッサージを選ぶ方はオイルを使わないドライマッサージに比べると少ないんだろうと思います。
TAWAN BLUEのディープアロマの手法は
深部の筋肉へ届かせるよう体重をじっくりとかけながら行う深い圧
筋肉の走行を考えたアプローチで筋疲労回復を目指す
浅層リンパではなく深層リンパの流れを促す
お身体の状態に合わせてストレッチを入れ動きやすく
スタイルです。
誤解のないようにお伝えすると、
強さを売りにはしていません
お客様それぞれのお身体に合わせます。ただ、凝りや筋肉の緊張などによって引っ張られている場所を戻すように促す、癒着している部分を剥がすことによって動かしやすくなる。
などお身体の変化のために行いますので、優しく触るだけのようなことは行なっていませんので、そのスタイルをご希望の方はTAWAN BLUEよりも他のサロン様へ行かれることをおすすめします。
好みもあるし、セラピストとの相性もあるので、
アロマオイルマッサージが1番です!
とも
TAWAN BLUEのアロマが良いです!
とも思ってはいません。ただ、1つの選択肢としてアロマオイルマッサージもあるんだ、こう言う手法があるんだと知っていただき
そして精油(品質グレードによって異なります)を使うこと、オイルを使うとこういうことなんだと体感していただけたら嬉しいです。
もちろん、サロンとしての1番は、お客様の体の不調をできる限り解消し動きやすい体になることで日常生活が楽になる。痛みのない体だとポジティブにもなれるし歩きたくなることもある。
未病、健康に関わるサロンを目指しています^ ^
においを嗅ぐと脳の血流が増える?
先日、セラピーグレードの精油についての投稿で、精油の体内へのルートに
鼻から脳へ
とありました。
これは、においの分子が鼻腔内の嗅覚受容体と結合し、それが信号となって脳に伝わる仕組みです。
人間や動物の脳や脊髄の神経細胞活動による血流動態反応、神経細胞の活動によって血流がどうなるかを調べる実験を行われているのですが、
ラットを用いた実験で
真正ラベンダーの精油の香りを嗅いだ時の血流についてみると、どのマウスでも同じ匂いを嗅いだ時に、同じ部位が活性化または抑制化されたことがわかりました。
またレモンの精油の香りを嗅いだ時は、副交感神経を司っている部位の血流が抑制されました。
ということは、交感神経が優位となるので、体が活発な状態になると推測できます。
アロマはリラックス
というイメージも多いかもしれないですが、精油によってそれぞれ体の反応って変わっているんですね!
つまり、
寝つきの悪い方の場合は特に夜にご来店の場合は、交感神経が優位になるような精油を控えるということもしています。
逆に、眠りへと誘導するように副交感神経を優位になる精油を使うことで寝入りへの働きかけを狙うことをします。
もちろん、薬ではないですし、植物の力といっても植物自体は自分が生きるために身につけた力で人間のために作っているわけではありません。
僕自身、香りを気にして過ごすことはなかったのですが、精油の勉強をし、実際にこだわり抜かれた精油を
好きな香りを嗅ぐ時の大きく呼吸をする、忙しくて頭の中がモヤモヤしている時、集中したい時など活用していると気持ちが晴れやかになります。
筋肉痛や関節に痛みがある時もブレンドしたオイルを塗布すると翌日に消えていたり。(精油だけの力ではありません)
自然治癒力を高める働きで本来自分が持つ力を発揮できるようにしてくれるのが精油かなと思います^ ^
人工香料ではない、本物の精油を活用したアロマオイルマッサージを体験してみてください♪
セラピーグレードの精油
精油は香りだけじゃない。
セラピーグレードを使用している。
薬理効果も活用している。
って言われてもどういうこと??
という方もいらっしゃると思います。
まず、精油は大きく3つの方法で働きかけます。簡単に説明します。
・鼻から脳へ
精油の芳香分子は鼻の奥にある嗅上皮から脳へ、視床下部へ伝えられます。伝えられた情報は、自律神経系、内分泌系、免疫系へ作用します。
・肺から血液中へ
芳香分子は、鼻、気管、気管支を経て肺胞に取り込まれ、肺の粘膜から毛細血管を通じて血液中に入り、全身へ運ばれ各組織に作用します。吸収した精油成分は約5分後には血液中に検出されるようです。
・皮膚から血液中へ
精油の成分は分子量が小さいので毛穴、汗腺などからも吸収され皮下組織へと浸透します。その後、毛細血管やリンパ管を通じて体内に入った成分は血液中に入り、全身へ運ばれます。
成分の吸収速度は分子量の大きさによって異なりますが塗布後15〜20分で血液中に精油成分が検出されるようです。
では、セラピー要素はどういうことかと言うと、
例えば、筋肉痛にペパーミントを使用するとします。
ペパーミントに含まれる、ℓ-メントールなどが消炎、鎮痛作用を発揮します。
さらにℓ-メントールには薬物(この場合はペパーミントの精油成分)に対する経皮吸収促進作用があるので、速やかに吸収して患部に到達します。
そこに手技による物理的な働きかけによって血流が促進され、起炎・発痛物質を散らし、体性・自律神経反射によっても痛みが緩和される。
ℓ-メントールの爽やかな香りや冷却感も鎮痛に働く。
ということなんですね。
生理・心理・薬理的な相乗効果が得られます^ ^
(ペパーミントの香り嫌いだから・・・とかはなしでお願いします!)
ちなみに、この薬剤の経皮吸収を促進する働きのある精油としては、ℓ-メントールを含むペパーミント、1,8シネオールを含むユーカリ、リモネンを含むオレンジなどがあります。
こうした精油を使用してオイルマッサージをした後に、同じ部位に貼付剤を用いると薬物の血中濃度が高まりが予想以上に早くなったり、血中濃度自体が上昇して有害作用が発現する可能性があるため注意が必要です。
そのため、高血圧やてんかん、授乳中か(TAWAN BLUEでは妊婦さんはお受けしていないです)、薬を投与中かどうかも確認をしています。
TAWAN BLUEの深い圧で行い深部をほぐす手法に精油をうまく活用して、よりお身体が楽になり健康に過ごせるようお手伝いができればと思っています。