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香りの分子で整えるホルモンバランスと自律神経
アロマセラピーはまだまだ「女性のための癒し」と思われがちです。
・女性ホルモン様作用(エストロゲン)を持つ精油がある
・女性受講者が多い
・月経のある女性はホルモンバランスの乱れを感じやすい
・女性更年期は症状もわかりやすく昔から言われている
ということもあるのかもしれませんが、アロマ協会のテキストでも、女性の不調については精油ブレンド集があったり、更年期についても女性更年期についてを学びます。
なぜ男性向けがないのか??
と疑問に思うほどです。
アロマセラピーは男性の心身にも大きなサポート力を持っています。
年齢とともに男性ホルモン(テストステロン)の分泌は緩やかに減少し、
・疲れが取れにくい
・やる気が出ない
・イライラ
・不眠
などいわゆる男性後年位(LOH症候群)のような不調が現れることもあります。
そんな時、
香りの分子が脳へ届き、自律神経やホルモン分泌を調整する働きが役に立ちます。
香りは、嗅覚を通してホルモンの司令塔である脳の視床下部に直接作用するんです。
男性の不調とストレスの関係
男性のホルモンバランスの乱れには、ストレスが深く関係しています。
ストレスが続くと副腎からコルチゾールというストレスホルモンが過剰に分泌され、テストステロンの合成が抑えられてしまうことがわかっています。
例えば、パチュリーには男性ホルモン様作用を持つ成分を含みます。
性ホルモンバランスのサポートとしての精油や、ストレスや自律神経のバランスを整える働きをもつ精油を活用することで男性更年期のサポートも可能です。
香りで整う男性へ
香りの分子は単なるリラックスだけではなく、
神経伝達やホルモン分泌にまで作用する自然のメッセージ物質です。
男性も年齢やストレスによってホルモンの変化が起こる今、
アロマは心と体のバランスを整える強力なサポートツールです!!
無理に頑張るのではなく、
香りで自然と整う習慣を
その1滴がまた明日のあなたを軽くしてくれます♪
同じ精油でも品質はこんなに違う
「メディカルグレード」や「セラピーグレード」と言う言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
当サロンも以前、メディカルグレードと表記していたことがあります。
実は精油に国際的なグレード基準は存在しません。
グレードは公式な規格ではない?
メディカルグレードやセラピーグレードという表現はあくまで各メーカーや販売会社が独自に定めた品質基準の呼称です。
国際機関や公的機関による認定制度ではないので、その言葉だけで品質を判断することはできないということです。
公的な分析を行なっている信頼できるブランド
TAWAN BLUEで使用している精油は「プラナロム社」と「ヤングリビング社」です。
🔹プラナロム
ベルギーのメディカルアロマブランド。
全ての精油に対してガスクロマトグラフィー(混合物がどのような化合物で構成され、どれくらい含むのかなど測定)と質量分析を行い、ロットごとに分析・検査を行い、その結果に問題のないことを公開しています。
成分の純度・安全性が科学的に保証されてる点が特徴です。
🔹ヤングリビング
過去にも農薬を使用したことのない土地にこだわる自社農園での栽培・蒸留・瓶詰めまでを一貫して行う「Seed to Seal」品質基準を採用。土壌管理から抽出まで徹底した管理体制により純度と安全性を守っています。
どちらも医療・教育・研究の現場でも使われているブランドでTAWAN BLUEでも信頼して使用しています。
芳香成分を感じにくい理由
・同じラベンダーでもブランドによって好きな香りと苦手な香りがある
・この精油、なんだか香りが弱い気がする
など、ご経験はありませんか?
TAWAN BLUEを初めてご利用のお客様でラベンダーの好みを話し、ここのは大丈夫とおっしゃる方は多いです。
これにはいくつかの要因があります。
・精油の酸化、劣化
精油は光や酸素、熱で成分が変質し香りが鈍くなることがあります。
・香料や希釈油が混入
合成香料が混ざると天然の立体的な香りが消えます。
・採取部位や産地の違い
同じ植物でも気候や土壌で芳香成分の比率が変わります。
同じ植物100%でも保存方法や育てられた環境、そして他のものが混ざっているかどうかで変わってきます。
プラナロムやヤングリビングを使う理由
TAWAN BLUEでは香りの心地良さだけではなく、心と体への安全性や有用性を最も重視しています。
そのため
・成分分析が公的に行われ、化学的根拠に基づいた安全性が確保されている「プラナロム」
・原料の育成から瓶詰めまで一貫管理し、自然エネルギーを最大限に活かす「ヤングリビング」
この2社の精油を使用しています。
お客様の体調や目的に合わせて
最も純粋で信頼できる香りをお届けしたい。
そんな思いから僕自身が学び、確かめた上で選んだブランドです。
精油は、香りを楽しむと共に、自然の化学成分が心身に働きかける「植物の知恵」でもあります。
本当に信頼できる精油を選ぶことで香りの力を最大限に引き出せると実感しています。
決して安くはないですがメディカルアロマを学び、大切なお客様のお身体に使用し心身のケアに活用するからこそこだわる。
これは今後も変わりません。
※ちなみにローズ精油はたった1滴(0.05ml)で350円以上です(°_°)
香りで癒し、成分で整える
ボディケア(オイル・ドライ)では、筋肉をほぐし血流やリンパの流れを改善し、可動性を高め動きやすくなるような手法で行っています。
ここに精油を組み合わせると二重のメカニズムが加わります💡
1、皮膚からの吸収
精油に含まれている芳香分子はとっても小さいので、皮膚を通過して毛細血管に入り、血流にのって全身へと運ばれます。
これによって、筋肉や内臓などの組織にまで成分が届き、抗炎症作用や鎮痛作用、血行促進、むくみ改善などの働きが期待できます。
2、嗅覚を通じた脳への働き
芳香分子は鼻から取り込まれ、嗅神経を介して感情や記憶、自律神経やホルモン分泌を司る中枢と直結している大脳辺縁系へとダイレクトに届き、リラックス効果やストレス緩和、睡眠の質改善アドにつながります。
精油には
・皮膚を通して体に働く経路
・嗅覚を通して心と自律神経に働く経路
の両方を持つので、ボディケアと組み合わせると相乗効果が得られるんです♪
良質な精油がわずか2%しかない理由
市場には多くの精油が流通していますが、その中で芳香成分をしっかり含み、
研究で効果が裏付けられている精油はわずか2%程度と言われています。
その理由として
・植物の育つ環境(土壌、標高、日照条件など)によって有効成分の含有量が大きく変わる
・収穫のタイミングを誤ると有効成分が減少する
・蒸留方法や時間が適切でないと芳香分子が失われる
・一部の市販精油は「香りづけ」目的で成分が調整・希釈されている
など、
精油=全部が体に良いではなくて、きちんと分析され安全性と有効性が確認された精油を選ぶことが大切です。
こだわりと安心を
TAWAN BLUEでは、現在使用している精油2種ともに2%にあたる精油を使用しています。
また、メディカルアロマを活用する上で必要な精油の成分や禁忌事項も把握しています。
現在は講師資格の一次試験を受験し合否待ちです。
大切なお客様の体に直接触れるからこそ、
良質なもの
正しい知識
にこだわり、これからも安心してTAWAN BLUEでボディメンテナンスをしていただけるよう取り組んで参ります。
メディカルアロマ試験を受験してきました
先日、25日(木)はメディカルアロマの試験を受けてきました。
正確には、
ナード・アロマテラピー協会 アロマ・インストラクター試験
です。
ナード(NARD)の本部はベルギーにあり、日本ではその教育の普及を担っているようです。
日本で比較的メディカルアロマを体系的に広めた協会の1つです。
アロマの協会はたくさんありますが、NARD JAPANは特に
「科学的・医学的アプローチ」を打ち出しているのが特徴です。
※TAWAN BLUEでは医療、治療として使用していません。
このブログでは耳にたこができるくらいに
アロマは香りだけじゃない
と伝えていますが、植物の芳香分子を活用したセラピーです。
そもそも人間も分子の塊ですからね。
体に働くということは正しい知識と使い方を知っていないと危険です。
僕もまだまだ知識不足ですが一歩ずつ着実に進んでいこうと思います。
大切なお客様のお身体に使うものですからいい加減なことなんてできません!
合否まで数週間、もう待つしかないので。。。
何も報告がなければ、その時はなんとなく雰囲気を悟ってそっと触れずにいてください(笑)
試験前に、試験会場近くのコメダで香りテストの練習。
怪しいものを嗅いでいる人のように見えていそうで不安でしたが
本人は必死でした(笑)
植物油のチカラ
アロマオイルコースで使用するオイルにつて、
前回のブログで書いたように、ベースとなるオイルには石油を精製して作られた鉱物性のミネラルオイルと
植物の種子などから抽出した植物性のオイルに分かれます。
TAWANBLUEでは、植物性のオイルを使用しています。
オイルの役割としては
①精油を希釈して作用を穏やかにする
②精油の揮発を抑え、持続性を高める
③植物油そのものが持つ効果
があります。
今まで①②がメイン、③も活用はしていましたが1種類しか使用していませんでした。
植物油は、精油とは異なり揮発性ではなく、脂質を主体とした成分を持っているので
「香り分子で心身に作用する」というよりも「皮膚・細胞レベルでの栄養や保護の働き」が中心になります。
植物油には「オレイン酸」や「リノール酸」といった脂肪酸が豊富です。
なんとなく聞いたこと、ありませんか??
この脂肪酸は人体で作り出すことができるものと作れず食事から摂取しなければならないものがあります。
そして、アロマオイルトリートメントで使用するように、精油を希釈するための目的で使用する植物油のほかに
植物油そのものが持つ作用を期待して使用することがあります。
ローズヒップ油、カレンデュラ油、イブニングプリムローズ油など聞いたことのある方もいらっしゃるかと思います。
・皮膚を柔らかくしバリア機能をサポート
・皮膚の保護、保湿、再生、修復
・抗炎症、細胞膜の柔軟性を保つ
・女性ホルモン様
などなど植物油にも様々な働きがあるんです。
新しく予定しているメニューでは、精油だけではなく植物油からブレンドをします。
・更年期症状でお悩み
・肌も健康に保ちたい
・年齢による衰えを感じる
・肌も美しく保ちたい
など、健康を強く意識している方、本気で考えている方におすすめです。
私たちは、食べたもので体が作られています。
そう考えると、完全には無理でもできる限り体に良くないものは避けたいですよね。
ボディケアも同じで、
石油で作られたものと肌に働く作用を持つ植物油
大量生産のために石油や油脂で溶媒して作られた精油と農薬を使っていない土地で大切に育てられ、作用を持つ精油
自分自身の体に塗布される場合、どちらが良いですか?
施術がメインだから何でも同じ?
それはそれで良いと思います。
この精油や植物油を使うことが自分にとって必要だと感じてくださる方にご利用いただければと思います^ ^




