ブログ
植物オイルとミネラルオイル
昨日はベースとなるオイルに入れる香りについてお話ししました。
エッセンシャルオイルとアロマオイルですね。
今日は、アロマオイルトリートメントに使うベースとなるオイルについてです。
さすがにご存知かと思いますが、サラダ油などを使用しているわけではありません^^;
このベースとなるオイルを精油を体中に運ぶ(carry)意味合いからキャリアオイルと呼ばれています。
そしてこのキャリアオイルには、
植物性オイル、ミネラルオイル、水溶性オイル
などがあります。
水溶性オイルについては今回は省略します。
植物性オイル
肌への浸透性に優れおり、種類によって必須脂肪酸、ビタミン、ミネラルなどが含まれていて肌への効果も期待できます。
ミネラルオイル
石油から得られるたんぱく質を精製し、不純物を取り除いて精製して得られるオイルです。吸収されにくく皮膜を作りやすいため赤ちゃん用の保湿オイルの主成分としても使用されます。
酸化しにくい、アレルギー反応を起こしにくいといった長所があります。
それぞれに良さもありますが、ミネラルオイルは上記の通り吸収されません。
TAWAN BLUEでは分子が小さく体内を巡る精油を活用して行いますので吸収されないオイルを使用すると精油も吸収されにくくなってしまいます。
それに同じオイルを使用するなら、ついでにお肌にも栄養与える方が一石二鳥、いやマッサージと精油とオイルで一石三鳥です♪
TAWAN BLUEで使用しているキャリアオイルはまた後日ご紹介しますが、ナッツアレルギーの方などもいらっしゃるのでアレルギーの少ないものを使用しています。
ちなみに私はグレープシードを使用すると赤く痒くなります。昔勤めていたサロンでグレープシードも扱っておりお客様が選ばないようにと願っていました^^;
ここで、昨日と今日ので何を言いたかったかというと、
サロン様の表記で100%植物オイル使用、というものと100%植物の精油を使用。というのは全く別物ということです。
前者はベースとなるキャリアオイルのことで、後者はキャリアオイルに入れるエッセンシャルオイルのことです。
「体に影響のある精油に植物性のキャリアオイルを使用したサロンが良い!」
「香りとかは興味ないし技術さえあればいいかな」
選ぶ基準は皆様それぞれ。どれが正しくて間違っているもありません^ ^
でもこれを知っていると料金の違いも少しは納得しやすいかな?と思います。
(技術の話はなく今回は使用しているオイルや精油での話です)
どこか良いサロンはないかな?と探すときの参考にしていただければと思います^ ^
エッセンシャルオイルとアロマオイルの違い
TAWAN BLUEで使用している写真でも度々登場する瓶のものは精油(エッセンシャルオイル)と言います。
精油?エッセンシャルオイル?アロマオイル?
植物性オイル使用、100%植物から抽出のエッセンシャルオイル。
全部一緒じゃないの???
実は、 違うんです!
(上記には同じものもあります。それは最後までお読みいただけるとご理解いただけます)
表記って難しいですよね。なのでサロンを選ぶときもお客様にとっては違いがわからないこともあると思います。
まず、アロマオイルトリートメントは、アロマとオイルが組み合わさっています。
一般的にアロマというと香りのイメージでしょうか。つまり香り成分のないオイルで行う場合はオイルトリートメントになります。
今回は、このアロマについて。
アロマとは「芳香」を意味します。
オレンジの香りで明るい気持ちになれたり、ラベンダーの香りでリラックスしたり。
香りで気分も変わったりしますよね!
ご自宅でデュフューザーでお部屋を香りつけたりする方もいらっしゃると思います。
そして、この香りをつけている瓶に入っているもの。
こちらですね。
今やこのような見た目のものは100円ショップをはじめいろいろなところで売られています。
が!!!ご注意ください!!!
そのアロマ、効果がないかもしれません!!!
TAWAN BLUEで使用しているものは、エッセンシャルオイル(精油)と呼ばれます。
エッセンシャルオイル(精油)とは
植物の花・葉・果皮・果実・根・心材・種子・樹皮・樹脂などから抽出した100%天然の素材から抽出して作る揮発性の高い液体です。
アロマオイルとは
合成香料、化学香料、その他鉱物油に香りを付着させて作られたオイルです。
これを見ただけでも全然違うのは誰が見てもわかると思います。
エッセンシャルオイル(精油)の成分は分子量が500以下ととても小さく油に非常に溶けやすい性質を持ちます。(ちなみに点滴は180くらいです)
分子量が小さいとより皮膚に浸透するということになります。
ラベンダーアングスティフォリアの場合、C10H18Oなので154ということになります。
これらは皮膚から塗布したり鼻や口から吸った場合、
皮膚や粘膜→毛細血管→全身→細胞→細胞膜
と直接細胞膜を通過し、細胞内へ影響を与える結果が認められています。
真皮層を通過して吸収されるんですね。
また精油に含まれる芳香成分が体へもたらす影響も日々証明され続けています。
この吸収されることを計算し、その日の体調や気分に合わせて精油を選び使用しているのがTAWAN BLUEのエッセンシャルオイルです。
ですが、アロマオイルの場合はこういった影響はありません。実際に100円ショップのアロマをみると香料と書かれています。
これらは肌に使用はせず香りを楽しむ程度にとどめることが良いです。
実際、香料で香りつけをしたマッサージオイルもありますので、どのようなものを求めるのかはご自身で判断することが大切になってきますね^ ^
TAWAN BLUEでは、大切なお客様の体に使うものだからこそ本物の上質なものを使用しています。
またそれに負けないよう自分自身を磨き続けています。
ラベンダー精油は
前回お話ししましたようにTAWAN BLUEで使用している精油は、こだわりにこだわって育てられ、そして抽出されたものということはお分りいただけたのではないでしょうか?
例えばラベンダー精油。これはどのようにして作られているのでしょうか?
ラベンダーの植物は、花の部分に90%のエッセンシャルオイルが含まれています。
そして花のすぐ下の茎の部分には10%のエッセンシャルオイルが含まれています。
茎と根元の部分はそのまま残します。
根元から切ってしまうと、エネルギーがなくなり次の花が咲かなくなるんです。
そのため、オイルがたくさん含まれている花と茎の部分だけを、再び花が咲くことができるように細心の注意を払いながら収穫をします。
科学肥料や農薬不使用で土の栄養を保つ方法は、
ラベンダーや他の植物の蒸留後の有機物を持ち帰り、それらを土に戻して自然豊かな土壌にしていくそうです。
天然植物の肥料がありますが、それらを使用することはほとんどないとのこと。
どれくらいの期間、有機植物を土壌に戻すのかというと、何も植えずに1年間かけて自然豊かな土壌に戻すそうです。
そして、その後2年間、アインコーン(小麦)を育てます。
その後、ラベンダーまたはクラリセージを育てるそうです。そうすることでバクテリアが根に繁殖し、土壌の栄養となるんですね。
自然豊かな土壌になるために相当な工夫をされています。
そういうこだわった精油だからこそ、安心してお客様に使用できます^ ^
植物の持つ化学物質を活用したディープアロマオイルで疲れにくく、動きやすい体作りのお手伝いをしています。
TAWAN BLUEで使用している精油について
ディープアロマオオイルでは、ベースとなる植物性のオイルに、揮発性の香り成分のある精油をブレンドしたオイルを使用して行います。
TAWAN BLUEのアロマオイルでは、香りを楽しむだけではなく、ブレンド濃度が高いメディカルアロマとして活用しています。
植物の持つ揮発性の香り成分、科学物質の成分を使います。
例えば、ラベンダーはリラックスです。
なんてことではなく、ラベンダー(ラベンダーもたくさん種類があります)に含まれる酢酸リナリル、リナロール、テルピネン-4-olなど含まれている成分を用いてブレンドで使用します。
体に働きかけるということは、大切なお客様の体にオイルを使って塗布しながらトリートメントをし、体内へ浸透し血流に乗って全身を巡ります。
変なものは使いたくありませんし、自分が施術を受けるなら品質の良いものを使っていて欲しいです。
TAWAN BLUEで使用している精油ブランドは、農薬を使用した土壌を使わない徹底した管理のもと一切の妥協を許さず植物の恩恵をありのまま届けることを掲げて作られています。
例えば、イランイランの場合は、花の香りが最も強い朝5時〜8時に収穫されます。傷ついた花があると蒸留した精油の品質が下がるので慎重に摘み取られます。
100kgの花が1kgの精油になります。
アロマオイルコースの場合、ブレンド濃度を5%程度で行います。
1回のブレンドに数十滴使用するのですが、1滴価格は20円〜300円以上と様々です。
植物性のベースとなるオイルもあるので、使用しているオイルだけでも1000円はざらに超えます。
私が行うトリートメント、そして上質な精油をプラスすることでより効果も高めることが可能になります^ ^
価格の価値は人それぞれ。
でもやはり値段には相応の理由があるのかなと思います。
TAWAN BLUEが良いなと思ってくださる方にお越しいただければ嬉しいです。
その時は全力でケアします^ ^
1滴のペパーミント精油は・・・
精油は葉、小枝、つぼみ、花、果実、種、幹、根など植物の様々な部位から得られた非常に凝縮された抽出物です。
これは何度かこの日記でも書いていますね^ ^
でもこの凝縮ってどのくらいのものなの??
例えば:
バラの場合、1滴(0.05ml)にバラの花約50本と言われています。
他のデータでは、1kgの精油を生成するのに2500〜4000kgものバラの花びらが使われているとも記載されています。
15mlのラベンダー(サロンにある大きな瓶の量です)精油を作るのに1.4kgのラベンダーが使用されています。
1滴の精油は、15〜40杯分のハーブティーもしくは小さじ10杯分のチンキ剤(生薬やハーブの成分をエタノールまたはエタノールと精製水の混合液に浸すことで作られる液状の製剤)と同等の効能があると言われています。
ちなみに、1滴のペパーミント精油は26杯分のペパーミントティーと同じ効能があるそうです。
相当凝縮されていることがわかりますよね。
だからこそ精油は注意して慎重に扱う必要があります。
TAWAN BLUEではフランス式のメディカルアロマを採用しているので、使用濃度が高めです。
妊娠されている方はいらっしゃらないので問題ありませんが、産後や高血圧、てんかんなど状況によりご使用いただけない精油もあります。
ご来店時に確認しながらブレンドしていきます^ ^